学校での実験による火災
2026年05月18日 更新
学校で実験を行う方へ
学校での実験では、教科書や動画で経験できない匂いや温度の変化など五感を通じた体験ができます。また実験前の準備や実験後の後処理に至るまで、物質の性状や様子を知ると同時に、実験の反応をどのようにコントロールするかについても学ぶこともできます。それらを通じた探究的な学びは、安全教育の一環となり、後の人生にも大きな糧となります。
実験を通じて危険物の性質や安全対策の理解を深め、安全意識の醸成を図ってください。
学校で発生している危険物が関連する火災
危険物が関連する学校での火災というと、大学の実験室が想像されると思いますが、中学校や高等学校の化学実験でも発生しています。
鉄と硫黄の化合の実験での火災(中学校)
この火災は、中学校の理科室から出火したものです。出火原因は、生徒が理科の授業の実験で使用した鉄粉や硫黄を片付ける際に、テーブルにこぼれていた試薬を濡れ雑巾で拭き取り、そのまま雑巾を段ボール箱に捨てたため、鉄粉と硫黄が雑巾の水分と反応して発熱し出火したことです。
銅板への亜鉛メッキ実験での火災(高等学校)
高等学校の化学実験室から出火したものです。出火原因は、亜鉛粉末を使用した銅板のメッキ実験の後処理を行っていた際に、亜鉛粉末を新聞紙に包んでごみ箱に捨てたため、亜鉛粉末が酸化発熱し、新聞紙に着火して出火したことです。
金属粉使用後の火災予防対策
亜鉛粉末や鉄粉などは、空気中の酸素や水分と反応し、発熱する性質があります。廃棄する場合は、不燃性の金属などに入れ、可燃物を分けておくことが火災予防に有効です。
また、こぼれた亜鉛粉末や鉄粉は、なくべく集めて金属容器へ捨て、拭き取った雑巾や紙類は、水が滴るぐらいに濡らし乾燥しないようにビニール袋などに入れ、発熱していないことを確認して、袋のくちを固く縛り廃棄するようにしてください。
また、こぼれた亜鉛粉末や鉄粉は、なくべく集めて金属容器へ捨て、拭き取った雑巾や紙類は、水が滴るぐらいに濡らし乾燥しないようにビニール袋などに入れ、発熱していないことを確認して、袋のくちを固く縛り廃棄するようにしてください。
YouTube東京消防庁公式チャンネルで亜鉛メッキ実験火災の検証動画を公開中
東京消防庁では、金属粉が原因となった事故の検証動画をYouTube東京消防庁公式チャンネルで公開しています。学校で実験を行う際の参考としてください。
問合せ先
- 危険物課
- 03-3212-2111 内線4845