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消防装備に関すること

■ ロボット
掲載年度 テーマ 概   要 PDF
平成3年
消防科学研究所報28号
壁面昇降ロボットの開発について(第1報)−歩行機構− 建築物外壁面を活動の場として、消防隊の支援を行うロボットの開発を推進するため、壁面昇降ロボットの歩行部分を試作し、その性能把握試験結果
平成4年
消防科学研究所報29号
壁面昇降ロボットの開発について(第2報)−作業装置− 中高層建物火災における消防活動内容とロボットの利用価値について検討を行い、ロボットに期待する機能及び装備する作業装置について検討、試作及び評価結果
平成5年
消防科学研究所報30号
壁面昇降ロボットの開発について(第3報)−実用機− これまでの試作機の検証結果、及び今後解決しなければならない課題並びに、実用に供するトータルシステムとして評価を行った結果を踏まえての実用機の製作結果
平成6年
消防科学研究所報31号
壁面昇降ロボットの開発について(第4報)−実用機の改良− 建物外壁面を昇降し、消防隊の支援を行う目的の壁面昇降ロボットに関し、実用機の検証結果及び消防隊員の訓練を通して操作性、信頼性及び機能性に着目して改良結果報告
平成11年
消防科学研究所報36号
消防ロボットの研究開発−視覚機能の高度化− 消防ロボットが作業を行う上で必要な情報を得るための視覚機能について検討を行い、光源の移動に伴う影の変化から物体を識別し、照度差ステレオ法を利用、形状を復元するシステムの構築結果
平成12年
消防科学研究所報37号
消防ロボットの研究開発(第6報)−環境認識と移動計画− 煙環境中に存在する物体を立体的に認識するために、光源位置の移動と影の利用についてその手法を確立してきた。今回は、光源の移動計画を最適化することを目的とした方法論の検討を行った
平成28年
消防技術安全所報53号
無人航空機の導入に関する基礎的検証 災害現場における無人航空機の活用を検討するため、遠隔操縦性能、自動航行の航路追従性能、伝送映像の鮮明性等の基礎的な性能を確認した。その結果、遠隔操縦性能及び自動航行の航路追従性能は、概ね良好であり、消防活動での活用が見込める一方、要救助者の捜索等には、より鮮明な伝送映像が必要であることが分かった。
平成29年
消防技術安全所報54号
無人航空機による資器材搬送等に関する検証  資機材搬送投下装置を取り付けた無人航空機を用いて、GPSマーカー(親機により古期の位置情報等を把握するための機器)古期及び救命浮環の搬送投下について、林野や河川における災害での活用を想定した実験を行い、資器材搬送投下装置の信頼性、安定性及び消防活動における有効性を確認した。 
平成29年
消防技術安全所報54号 
装着型パワーアシストロボット等の活用の有効性に関する検証  消防活動等に従事する活動隊員の身体的負荷軽減に質することを目的とし、消防活動や救急活動を想定した運動実験を通して、装着型パワーアシストロボット等着装時と未着装時における生理的及び主観的指標を比較検証した。 
令和元年
消防技術安全所報56号 
屋内空間におけるドローンの活用に関する検証 地下街等の屋内空間で発生した爆破テロ等の意図的災害やNBC災害での消防活動において、ドローンを遠隔操作で進入させ、情報収集や環境測定を行うことができれば、消防隊員の二次災害のリスクの低減及び活動の効率化に寄与すると考えられる。しかし、屋内空間でドローンを活用するための知見が十分ではない。このことから、本検証では、市販ドローンを使用し、飛行性能、耐熱性能、ガス検知機能などについて検証し、現状での使用可否について判断するとともに、屋内空間の運用に必要な機体の機能について提言した。
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消防装備に関すること

■ 救助・避難資器材
掲載年度 テーマ 概   要 PDF
昭和40年
消防科学研究所報2号
防火シャッター破壊について一考察 迅速な消防隊の屋内進入をはかるため、エンジンカッター等を用いての防火シャッターの破壊要領把握実験結果
昭和40年
消防科学研究所報2号
消防用ロープの強度について 消防用ロープに求められる性能、使用方法を確立するために、消防署に配置された21本のロプの各種強度試験結果
昭和41年
消防科学研究所報3号
破壊器具の試験結果 ジェットカッターFS−65、パートナーモーターカッターの2種類のエンジンカッターについて動力源、切断速度、刃の磨耗等についての比較試験結果
昭和42年
消防科学研究所報4号
超音波方向探知機について(第1報) 超音波を用いた送信機を出入口付近に置き受信機で受信しながら進入し、濃煙中で出入口の方向を探知するもので、その性能の把握実験結果
昭和45年
消防科学研究所報7号
超音波式方向探知機の特性について(第2報) 送信機を入口付近に置き、受信機で出入り口の方向を探知するもので、各機器の超音波の伝播特性に関する試験結果
昭和46年
消防科学研究所報8号
救助用ロープの強さについて 災害現場で使用されるロープに関し、引張強さ、結び目の強さ、薬品及び水等に対する耐久性に関する強度変化、衝撃試験等の実験結果
昭和50年
消防科学研究所報12号
エアーマットを使用した救助器具の研究 形状、構造に改良を加えたエア・マットを試作し、着地時の衝撃が人体に及ぼす影響、使用限界などを求めるため、現用エア・マットとの比較使用実験
昭和51年
消防科学研究所報13号
救助用エアーマットの研究(第2報) 所報第12号の報告の引き続き新たに二段重ね式エア・マットを試作し、緩衝効果などエアマットとしての諸性能把握験
昭和51年
消防科学研究所報13号
水圧式救助棒の開発について 伸縮する棒の先端にロ−プや緩降機等を取り付け、救助を求めている人に届ける軽量小型で、容易に搬送、操作できる水圧式救助棒の試作、実験結果
昭和53年
消防科学研究所報15号
ライフル型救命索発射銃の実験結果について 米国製のライフル型救命索発射銃を用いて、射程、命中率のほか、発射体が飛び出す瞬間の肩部にかかる反動力等の測定を行う性能実験結果
昭和53年
消防科学研究所報15号
通話装置付ロープの開発について 濃煙内の検索活動やずい道内等の消防活動において、外部との連絡手段としてロープ内に電線を通した通話装置付検索ロープの試作結果
昭和54年
消防科学研究所報16号
空気圧利用の救助ロープ発射器の開発について はしご車が架ていできない場合の救助器材として、砲身、圧縮空気、タンク、バルブシリンダー等から構成される空気圧利用の救助ロープ発射器を開発結果
昭和55年
消防科学研究所報17号
救助ロープの研究について ロープの管理基準の作成のため、救助ロープの経年変化、使用頻度及び救助種別と各種強度及び損傷状況との関係を把握試験結果
昭和56年
消防科学研究所報18号
消防用人体ダミーの開発について 人命救助用エアーマットや救助訓練、用安全マットの性能実験を行う際に使用するダミーに関し、実際の人体に近い形状、重量配分、機能感触等を考慮した人体ダミーの試作
昭和58年
消防科学研究所報20号
救助用ロープに関する研究について 安全管理を図ることを目的とし、三年間使用した救助用ロープの経年変化、使用頻度、外観状況、ロープの太さ、リード及び伸び等の測定結果
昭和59年
消防科学研究所報21号
緩降機に関する研究(第1報) 緩降機を消防活動時の救助器具とする場合、使用回数、使用条件が消防設備と比較して苛酷になることから、使用回数で緩降機の性能がどのように変化するかの各種実験結果
昭和62年
消防科学研究所報24号
安全ネットの性能実験結果について 訓練用資器材として使われている安全ネットの強度、展張方法、緩衝性能など基本的事項の把握実験
昭和63年
消防科学研究所報25号
安全マットの緩衝性能等の実験結果について 訓練用資器材としての安全マットを災害現場において高所から飛び降りる人を救助する活用方法を検討するための基礎資料を得るための衝撃性能等の把握実験結果
平成元年
消防科学研究所報26号
自力避難困難者用避難 救出資器材の開発について 自力避難ができない人を速やかに救出する資器材を開発するため、車椅子、ベッド、布団及び市販の避難用具を使用し避難救出するのに要する時間、操作性等の比較結果
平成元年
消防科学研究所報26号
簡易昇降装置付はしごの開発について(第1報) 自力避難困難者を2階、3階から安全確実、迅速に救助できる器材の開発の際し、昇降装置付はしごの安全性、操作性等を実験し、消防機器としての導入の可能性の検討結果
平成2年
消防科学研究所報27号
自力避難困難者用避難救出資器材の開発について(第2報) 介護者が多数の自力避難困難者を避難救出する資器材を開発するため、垂直避難にも対応できる器材を試作し、救出所要時間、操作性、安全性についての性能確認結果
平成2年
消防科学研究所報27号
溶断時の熱伝導に関する実験結果について 溶断器を使い救助する場合、熱傷等の苦痛を与えない溶断方法が求められることから、各種鋼材等の溶断器時の熱伝導についての基礎的実験結果
平成3年
消防科学研究所報28号
自力避難困難者用避難救出資器材の開発について(第3報) −車椅子用避難器具の開発−老人福祉施設等の施設で使用されている車椅子を利用し、車椅子に乗せたまま被介護者をベランダから地上に垂直避難させる器具を試作し、その性能試験結果
平成3年
消防科学研究所報28号
消防用ゴンドラ(高所消防活動装置)の開発について(第1報) 屋上に支点を確保して建物外壁面を昇降し目標階に消防活動拠点を設定する消防用ゴンドラの試作し、その性能把握試験結果
平成4年
消防科学研究所報29号
自力避難困難者用避難救出用資器材の開発について(第2報) 車椅子用避難器具の開発自力による避難が困難な人達を車椅子に乗せたまま、垂直避難させる試作車椅子用避難器具を複数の階からも容易に避難できるように改良した性能実験結果
平成4年
消防科学研究所報29号
消防用ゴンドラ(高所消防活動装置)の開発について(第2報) 高層階での火災や救助事象が発生時、高所外壁に消防活動拠点を設定し、消防活動を行う消防用ゴンドラを開発に関し、昇降装置の高速化等の主要装備品の改良、開発結果
平成4年
消防科学研究所報29号
昇降バケットの開発について 災害弱者が居住する建物の2階あるいは3階から安全に、かつ迅速に救助することを目的とした、「昇降バケット」開発のため安全性、操作性に関する基本的調査、実験結果
平成5年
消防科学研究所報30号
消防用ゴンドラ(高所消防活動装置)の開発について(第3報)−実用機− これまでの試作機の検証結果に基づき、実戦の用に供するトータルシステムとしての評価の結果、実用機を製作した結果報告
平成5年
消防科学研究所報30号
昇降バケットの開発について(第2報)−実用機− これまでの検討結果を踏まえ、救助機材として一部機能の向上を図りながら、構造的に十分な安全性を有する昇降バケットの実用機の製作結果
平成8年
消防科学研究所報33号
航空連携救助用担架に関する研究開発 航空連携救助用資器材として使用している担架は、既製品を暫定的に使用していることから、吊り上げ救出作業を想定した専用担架の研究開発結果
平成9年
消防科学研究所報34号
多数傷病者救出用台車の研究開発について(第1報) 地下街や駅構内で多数の傷病者が発生した場合に、傷病者を迅速かつ安全に救出し、消防隊員の疲労を軽減することを目的とした搬送車の試作機の性能検証実験結果
平成10年
消防科学研究所報35号
救出用台車の研究開発について(第2報) 前年度に製作した試作機の検証結果を踏まえ、改良機を製作し各種性能確認実験結果
平成11年
消防科学研究所報36号
救出用台車の研究開発(第3報)−多目的救出用台車− 要救助者を迅速、安全に搬送し、隊員の労力軽減を目的とした電動クローラ方式の救出用台車の開発に関し、搬送能力の向上を図った試作機と平担架での搬送比較実験の実施結果
平成12年
消防科学研究所報37号
車いすを直接吊り下げた搬出に関する安全性の検証 災害時の救助活動等を想定して、車いすを直接ロープ等により吊り下げた状態での安全性を検証した実験結果
平成12年
消防科学研究所報37号
救出用台車の研究開発(第4報)
(多目的救出用台車)
前年度の研究成果を踏まえ、水平強制装置による要救助者の体位管理の向上及び機動性、操作操縦性能の向上を図った多目的救出用台車の政策概要と各種性能確認実験の結果
平成13年
消防科学研究所報38号
消防活動用の光るロープの研究開発 現在消防隊が使用しているナイロンロープと同等の強度と操作性を有し、暗い場所において長時間視認可能な消防活動用ロープの研究開発と試作ロープの各種試験及び使用調査の実施結果
平成14年
消防科学研究所報39号
安全マットの経年変化に関する研究 安全マットの経年変化による性能変化の実態が明確にされていないことから、安全マットの経年変化に関する各種試験等を実施した結果
平成15年
消防科学研究所報40号
ガラスの破壊に関する研究(第1報) 防犯性能の向上に伴い、窓ガラスが壊されにくくなる傾向にあることから、消防隊によるガラス破壊時の安全化、効率化について検証した結果報告
平成16年
消防科学研究所報41号
ガラスの破壊に関する研究(第2報) 第1報の結果を踏まえ、今後の破壊器具の方向性やガラスの見分け方を含めた安全な破壊方法について検証した研究報告
平成20年
消防技術安全所報45号
高圧水駆動カッターに関する検証(第1報) エンジンカッターは、金属切断時に多量の火花が飛散するため、ガソリン等の可燃性ガスが発生している現場、また、酸欠現場や水中等の現場では使用できない場合がある。このような災害現場でも活用できる資器材として開発している高圧水駆動カッターの有効性について、試作機により検証した。(総務省消防庁主管「消防防災科学技術研究推進制度」の助成資金で民間企業と共同検証)
平成20年
消防技術安全所報45号
発光機能を持たせた航空救助員用装備品の安全性及び作業性に関する検証 夜間の航空救助活動における航空救助員の安全性及び作業性の向上を目的として、航空救助員用発光ベストを試作し検証した。
平成21年
消防技術安全所報46号
高圧水駆動カッターに関する検証(第2報) 「消防ポンプ車等からの送水圧力で駆動する新たな切断器具」として、前年度開発した試作機を更に改良・改善した「改良機」を製作し、その有効性を確認するために検証を実施した。
平成22年
消防技術安全所報47号
航空救助用担架の改良 多様化する災害から都民の安全・安心を確保するための航空救助体制の強化を図るため、航空救助員からの要望に基づき、現行の航空救助用担架を改良した。
担架本体を現行の2つ折りから3つ折りにしてコンパクト化をするとともに、スクープ担架と併用を可能とし、フレームの長さの調節機能、担架の吊上げ傾斜角度の調節機能等、新たな機能を備えた航空救助用担架を試作した。
平成22年
消防技術安全所報47号
航空救助員用発光ベストに関する検証 夜間の航空救助活動における航空救助員の安全性及び作業性の向上を目的として、平成19年度に航空救助員用発光ベストを試作し検証を行った。
平成22年
消防技術安全所報47号
高圧水駆動カッターに関する検証(第3報) 平成19・20年度に総務省消防庁が所管する「消防防災科学技術研究推進制度」を活用し、開発した高圧水駆動カッターを更に改良した実用初号機について、消防活動における有効性を確認するための実地検証を行うとともに、鋼板切断時の火花発生を抑制するダイヤモンド切断刃に関する実験を実施した。
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消防装備に関すること

■ 隊員安全管理システム
掲載年度 テーマ 概   要 PDF
平成9年
消防科学研究所報34号
隊員安全管理システムの研究開発(第1報) 緊急事態に陥っている隊員の識別データを現場指揮本部でいち早く把握することにより隊員の安全管理、消防活動の効率化を図るデータ通信システムの試作開発結果
平成10年
消防科学研究所報35号
隊員安全管理システムの研究開発(第2報) 現場指揮本部を中心に出場車両や隊員を結ぶ無線データ通信ネットワークシステムの研究に際し、消防活動訓練において試験的に使用できるシステム機器の試作開発結果
平成11年
消防科学研究所報36号
隊員安全管理システムの研究開発(第3報) 隊員の安全確保を支援することを目的とし、試作機を用いて各種対象物(超高層ビル、地下街、地下洞道等)における通信実験等を実施し、実用化に向けての性能の検証、改善点についての把握結果
平成12年
消防科学研究所報37号
隊員安全管理システムの研究開発(第4報) 隊員安全管理システムの機能拡張として、消防隊員に生じた異常をより早い段階で正確に把握するために、隊員の生命情報の一つである血中酸素飽和度を把握するセンサー及び隊員の異常に関係する空気呼吸器の空気残量を把握するセンサーを本システムに付加する可能性について試作及び実験した結果
平成13年
消防科学研究所報38号
隊員安全管理システムの研究開発(第5報) 火災現場において消防隊員に発生した異常を正確に覚知することを目的として、隊員が装着し正常に活動しているか否かを把握するための動態センサーについて、その精度向上に関する検討結果
平成14年
消防科学研究所報39号
次世代型携帯警報器の研究開発 現在使われている携帯警報器は、消防活動中の静止状態と事故とを区別できずに誤報を発しやすいことから、誤報原因の分析、活動中の隊員の身体に発生する加速度、身体傾斜角度、単独行動、活動場所の明暗を総合的に判断して異常判定を行う手法の検証結果
平成16年
消防科学研究所報41号
高機能型携帯警報器の研究開発 消防隊員が装着する携帯警報器の安全性を更に向上させることを目的とし、不必要な警報の防止機能や、警報音とともに電波による救難信号の送受信機能を備えた高機能型携帯警報器と、電波による救難信号の到来方向を探知する隊員探索装置の概要報告
平成18年
消防技術安全所報43号
進入管理装置の検証 災害現場で建物内や危険区域内への消防隊員の入退出に係わる時間情報等を、ICタグを用いて進入管理者及び指揮本部で共有することによる安全管理面での有効性の検証を実施した。
平成28年
消防技術安全所報53号
活動環境危険警告に関する基礎検証 防火衣内の皮膚表面の温度変化に基づき警告を発する装置を用いて、熱傷防止の予測の可能性について検証を行った。その結果、防火衣の空気層による熱の伝わり方や発汗による湿度等、考慮すべき要素が多く存在したため、防火衣内の皮膚表面温度と主観的な「熱さ」や外部温度との明確な関係性を見出すことはできなかった。
令和 4年
消防科学セーフティレポート59号
消防活動時の退路確保資器材に関する検証 現在、検索時の主な退路確保方法は、筒先担当員がホース線、検索員が検索ロープとされている。また、令和2年度検証で実施した現行装備品及び検索体形の整理・調査結果では、屋内進入による退路を見失う危険を回避して検索を可能とする資器材、及び検索時の視認性向上を図るための装備品が恒常的に求められていることが確認された。そこで、より確実な退路確保を実現するための資器材について、技術革新が進み先端技術が導入されている市販品の無線通信機器、及び現行資器材等を対象に調査・実験を行った。実験結果より退路確保性能及び課題を整理し、退路確保に求められる性能の展望について言及した。
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消防装備に関すること

■ 火源探知
掲載年度 テーマ 概   要 PDF
昭和40年
消防科学研究所報2号
消防用テレビの開発について テレビ映像、通信装置等を消防業務に活用するため、地上53mにカメラを設置し、周囲建物や模擬火災を撮影しテレビモニターの映像状況の把握結果
昭和42年
消防科学研究所報4号
サーミスターボロメーター利用による火源探知機について 赤外線の入射で電気抵抗の変化するサーミスターボロメーターを用い、濃煙内の火源を探知する試作装置の煙濃度、温度を変えての性能試験結果
昭和44年
消防科学研究所報5号
サーミスターボロメーター利用による火源探知機の実用実験結果について 第1報の試作機に集光部及び電子回路に改良を加え、温度特性、一般可視光線による不感知特性、一般空気中の火源感知特性を測定した実験結果
昭和50年
消防科学研究所報12号
火災周辺温度分布の研究 赤外線撮像装置の活用のため各種温度物体および燃焼炎の測温撮像を行うとともに、松尾鉱山火災実験、自動車火災実験での温度分布撮像確認試験結果
昭和51年
消防科学研究所報13号
火災周辺温度分布の研究(第2報) 赤外線撮像装置を用い、補正放射率測定に関する実験、熱気流から放射される赤外線電磁波の煙濃度に対する減衰の測定に関する実験等の実施結果
昭和52年
消防科学研究所報14号
火災周辺温度分布の研究(第3報) 大地震に伴う多発火災、合流火災等の位置・規模、火災周辺温度分布等を赤外線映像装置により把握するため、大気および煙濃度等による赤外線減衰効果の把握実験結果
昭和53年
消防科学研究所報15号
火災周辺温度分布の研究(第4報) 震災時、住民の避難誘導の情報源としての活用をはかるため、赤外線映像装置をヘリコプタ−に搭載し、振動等の影響、電送に関する実験結果
昭和54年
消防科学研究所報16号
火源探知機(スペクトラム比較方式)について スペクトラム比較方式の原理を採用し、赤外線の諸減衰に対する検出誤差が少なく高熱高温物体と炎を伴う燃焼物体とを、それぞれ検出できる火源探知機の試作結果
昭和55年
消防科学研究所報17号
火源探知器(スペクトラム比較方式)について(第2報) 昭和54年度に試作開発した火源探知器(スペクトラム比較方式)性能把握と改良を行うため、視野感度特性試験、警報音持続時間の測定、煙中探知能力確認試験の実施結果
昭和63年
消防科学研究所報25号
聴覚障害者用火災警報装置の開発について 聴覚障害者の音感特性測定及びこれに基づく低周波音による火災警報装置の試作結果
平成6年
消防科学研究所報31号
煙中の人体検索機器及び火源探知機器に関する研究 一般に市販されているセンサー(赤外線センサー、紫外線センサー)を活用して、煙中における人体検索及び火源探知の機器としての可能性に関する各種試験結果
平成7年
消防科学研究所報32号
煙中の人体検索機器及び火源探知機器に関する研究(その2) 赤外線・紫外線センサー及び赤外線映像装置を用いて、人命検索及び火源探知を行うため、高温・高湿度環境下での赤外線・紫外線センサー及び赤外線映像装置の特性把握結果
平成16年
消防科学研究所報41号
簡易型火源探知器具の研究開発 火災現場における濃煙内や残火処理時に火源の位置を把握するため、軽便な器具として開発した試作機の概要報告
平成17年
消防科学研究所報42号
簡易型火源探知器具の研究開発(第2報) 試作した簡易型火源探知器具を用いて、実際の活動等を想定した各種火災再現実験を行い、その有効性を検証した研究報告
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消防装備に関すること

■ 水防用資器材
掲載年度 テーマ 概   要 PDF
昭和44年
消防科学研究所報6号
水防用土のうとして利用するポリエチレンクロスバッグの特性 ポリエチレンクロスバッグを土のうとして使用する場合、重量、強度、保管等の諸特性について、麻袋との比較試験結果
昭和60年
消防科学研究所報22号
ゲル化剤(高吸水性樹脂)利用による水損防止の研究(第2報) 高吸水性樹脂(ゲル化剤)のもつ高吸水性を水損防止対策に活用するためコンクリート水槽を作成、水損防止効果の確認、並びにゲルによる“すべり”に関する実験結果
平成元年
消防科学研究所報26号
ゲル化剤(高吸水性樹脂)の活用研究(吸水性ケゲル水のう−その1−) ゲル化剤を活用し水防用資材を開発することを目的として、ゲル化剤が吸水時に土のうと同程度の形状を維持できる大きさの試作品を作り、吸水性能等の各種性能試験結果
平成2年
消防科学研究所報27号
ゲル化剤(高吸水性樹脂)の活用研究−吸水ゲル水のう(その2)− 前報の吸水性ゲル水のうを改良し、新たに3種類の試作品を製作し強度試験、吸水試験等を行い、実際の水害現場で使用できる普及品の開発結果
平成4年
消防科学研究所報29号
吸水性ゲル水のう使用後の処理について 吸水性ゲル水のうの離水方法として、ゲル化剤の吸水量は電解質溶液の種類、濃度に影響を受けやすい特性を考慮して、水の放出効果確認結果
平成5年
消防科学研究所報30号
吸水シートに関する研究 水損防止資材として、繰り返し使用できる吸水体を選択するための、各種素材の吸水量、機械的強度に関する性能試験結果
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消防装備に関すること

■ 救急資器材
掲載年度 テーマ 概   要 PDF
昭和58年
消防科学研究所報20号
バイタルサイン測定器の開発について 傷病者の生体情報に関し、血圧、心拍、呼吸、体温を自動的に連続測定、記録のできる「バイタルサイン測定器」の試作結果
平成5年
消防科学研究所報30号
救急車電子サイレン音の分析結果について 都民の要望による、夜間の救急車のサイレン音に関する、周波数特性分析測定結果
平成7年
消防科学研究所報32号
聴診器を用いた観察行為に影響を及ぼす音の調査及び防音装置付電子式聴診器の性能調査結果 救急車のサイレン音やエンジン音が聴診器を用いた傷病者の観察の障害となることから、これらの音の実態調査及び試作防音装置付電子式聴診器の性能把握実験結果
平成12年
消防科学研究所報37号
起立機能付電動ストレッチャーの研究開発 現在、救急隊に配置されているメーンストレッチャーと同一タイプのものに起立補助装置及び動力装置を取り付け、試作したストレッチャーの概要と実験結果
平成13年
消防科学研究所報38号
現行メーンストレッチャーの問題点と安全性の検証結果(第1報) 救急活動での一つの重要な位置をしめる、メーンストレッチャーによる傷病者搬送時の安全性に行った検証結果
平成13年
消防科学研究所報38号
簡易救急担架の研究開発(第1報)
(狭隘場所を搬送する搬送用資器材の検証)
狭隘場所で使用できる現状のものより機能的な救急担架を開発する上で、その基礎データ収集を目的として、現在市販されている各種搬送用資器材について各種実験・検証の結果
平成13年
消防科学研究所報38号
ストレッチャー用雨覆いの開発研究 改良型のストレッチャー用雨覆いを試作し、研究所職員10名、消防署救急隊員9名を対象に、現行型雨覆いを含めた4種類の雨覆い取り扱い実験とアンケート調査を実施した結果
平成14年
消防科学研究所報39号
簡易救急担架の研究開発(第2報)
(狭隘場所を搬送する搬送用資器材の検証)
従来のサブストレッチャー等が使用できない狭隘場所においても、体位管理や呼吸管理等を実施しながら傷病者を収容することが可能な、簡易的な救急担架の研究開発結果。
第1報で得たデータをもとに試作した簡易救急担架の各種実験・検証の結果と今後の改良策を提案した報告
 平成23年
消防技術安全所報48号
ICTを活用した救急活動の強化に関する検証(第3報)  複数の救急隊から送信された映像を、災害救急情報センターで受信する場合を想定したもので、映像の受信側から操作可能なカメラを救急車内に設置し、災害救急情報センターを想定した室内において、救急隊指導医、指令管制員及び救急隊との連携を想定して検証を実施した。 
  平成23年
消防技術安全所報48号
 布担架の改良検証 現在、当庁の救急車に積載されている布担架に対する要望や機器考案の概要等を踏まえ、傷病者への負担を軽減するとともに搬送時の安定性を向上させることを目的とした改良型布担架を用いて実験・検証を行い、その特徴及び問題点を明らかにし、今後の改良策を提案した。 
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消防装備に関すること

■ 通信機器
掲載年度 テーマ 概   要 PDF
昭和53年
消防科学研究所報15号
耳栓型送受話装置の試作及び試験結果について 携帯無線機(5P、6P型)は、必ず片手を使用しなければならないが、手を全く使用せずに無線交信が可能な耳栓型送受話装置の試作し性能試験結果
昭和53年
消防科学研究所報15号
通話装置付ロープの開発について 濃煙内の検索活動やずい道内等の消防活動において、外部との連絡手段としてロープ内に電線を通した通話装置付検索ロープの試作結果
昭和56年
消防科学研究所報18号
携帯無線機等各種機器の電気スパークによるガス着火危険について 消防隊員用の携帯無線機、誘導灯、電気冷蔵庫のスターターリレースイッチ及び開閉スイッチを選び、電気スパークによるガス着火危険性の調査結果
平成18年
消防技術安全所報43号
情報送受信装置の検証 各種災害活動時における隊員と指揮本部間での映像情報等の共有手段として、多目的に使用が可能な小型ディスプレイ(HMD)及びカメラを空気呼吸器に付加し、各種情報の送受信を行うための検証を実施した。
平成19年
消防技術安全所報44号
情報送受信装置の検証(第2報) 災害現場でアドホックネットワークを構築し、現場指揮本部と隊員間で映像情報や文字情報などを相互にやり取りをする方策について、各種検証を行った。
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[お問合せ先] 安全推進部安全技術課 東京都渋谷区幡ヶ谷一丁目13番20号 <地図>
TEL:03-3466-1515