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消火器の正しい知識を身につけよう!

火災への備えとして、消火器を設置する家庭は年々増加の傾向にあります。しかし、日頃からの維持管理が不適切であったりすると、いざという時に使用できなかったり、重大な事故が起こる可能性もあります。

消火器の維持管理や処理方法について正しい知識を身につけ、いざという時に備えましょう。

消火器の種類

消火器には以下のような様々な種類があり、それぞれの特徴があります。

粉末消火器

〜特徴〜

  • 木材・紙・布などの普通火災、灯油・ガソリンなどの油火災、電気器具・電気設備などの電気火災に使用できます。
  • 薬剤の放射時間と放射距離が強化液消火器と比べて短いのです。

強化液消火器

〜特徴〜

  • 木材・紙・布などの普通火災、灯油・ガソリンなどの油火災、電気器具・電気設備などの電気火災に使用できます。
  • 瞬間的に炎を消すことはできませんが、冷却効果を持ち、粉末消火器と比べ、放射時間、放射距離は長いです。
  • 水系薬剤であるため、水と作用して発熱する危険物には使用できません。

住宅用消火器

〜特徴〜

  • 一般住宅からの火災を対象にした小型で軽量な消火器です。本体の色は、ベージュやグリーンなどがあります。
  • 消火薬剤は粉末・強化液の両タイプがあります。
  • 使用期限は、製造から5年間から8年間で、消火薬剤の詰替えはできません。

エアゾール式簡易消火具

〜特徴〜

  • てんぷら油火災などの初期消火に効果を発揮します。
  • 軽量で取り扱いは簡単です。

消火器の使い方

  1. 安全ピンを抜く。
  2. ホースを外し火元へ向ける。
  3. レバーを握って放射する。
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消火器の維持管理

消火器の耐用年数は日頃の維持管理状況によっても大きく異なります。日頃から下記のチェックポイントなどを参考に点検を行い、いざという時に備えましょう。

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  • 安全ピンがついているか。
  • キャップはゆるんでいないか。
  • 容器にサビや変形などがないか。
  • ホースに詰まりやひび割れがないか。
  • 圧力ゲージのついているものは、圧力を示す針が規定値内(緑色の範囲)であるか。

消火器の処分方法

消火器は古くなったとしても圧力のかかった容器であり、一般のゴミとして捨てることはできません。

古く、不要になった消火器は、購入したお店や消火器メーカーなどにお問い合わせ下さい。

古くなったもの状態不良のものを交換せずに使用した場合、思わぬ事故につながる恐れがあります。そのような消火器は使用しないよう注意しましょう。


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