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東京消防庁

子どもの事故を防止しよう

子供の事故を防止しよう

≪日常生活における事故≫

平成30年中は、144,548人が日常生活の事故で救急搬送されています。
その中でも、5歳以下の子ども(乳幼児)と高齢者の救急搬送人員が多くなっています(図1)。乳幼児は危険に対する認識が乏しく、危険を回避する能力が未熟です。家族など周囲の人が、過去にどのような事故が発生しているかを知り、事前に対策をとることで、重大な事故から子どもを守りましょう。

図1 年齢層(5歳単位)別の救急搬送人員(平成30年中)

図1 年齢層(5歳単位)別の救急搬送人員(平成30年中)

≪乳幼児の事故発生状況≫

 平成26年から平成30年までの5年間に48,580人の乳幼児が救急搬送され、平成30年中は9,490人と前年と比較して減少しました(図2)。
  平成30年中の救急搬送人員を年齢別にみると、1歳が最も多く、次いで2歳となっています(図3)。

≪乳幼児の事故種別と中等症以上の割合≫

乳幼児に多い事故と入院が必要とされる中等症以上の割合をみると、救急搬送が多いのは“ころぶ”事故、“落ちる”事故となっています。
 また、中等症以上の割合が高い事故は、“おぼれる”事故が最も高くなっています(図4)。

図4 乳幼児の事故種別と中等症以上の割合(平成30年中)

事故種別 ころぶ 落ちる ものがつまる等 ぶつかる やけど はさむ・はさまれる 切る・刺さる かまれる・刺される おぼれる
救急搬送人員 2,492人 2,368人 1,218人 1,029人 427人 413人 225人 44人 25人
中等症以上の人員 182人 250人 143人 68人 82人 41人 15人 3人 19人
中等症以上の割合 7.3% 10.6% 11.7% 6.6% 19.2% 9.9% 6.7% 6.8% 76.0%

※事故種別が「その他」、「不明」を除く

図4 乳幼児の事故種別と中等症以上の割合(平成30年中)

自宅の浴槽での「おぼれ」

おぼれた場所の第1位は、自宅の浴槽です

こんな事故が起きています!
【事例】少し目を離した隙に・・・

親が1歳の子どもと入浴中、洗髪のため約1分間目を離した間に、浴槽内にうつ伏せの状態で浮かんでいるのを発見した。(程度:中等症)

※過去には、ビニールプールや首掛け式浮き輪で、保護者が目を離した際におぼれる事故も発生しています。

「おぼれ」を防ぐために
  • ○ 乳幼児をお風呂に入れている時、水遊びをさせている時は、決して目を離さないようにしましょう。
  • ○ 子どもだけで浴室に入れないようにしましょう。

「はさまれ」

子どもの手や足などがはさまれる事故が多発しています。

1位 2位 3位 4位 5位
0歳 ペット その他の家具 手動ドア 椅子 その他の玩具
5人 4人 2人 2人 2人
1歳 手動ドア エレベーター 椅子 自転車 その他の家具
39人 14人 8人 8人 5人
2歳 手動ドア エレベーター 鉄道車両の戸袋 ベビーカー 自転車
28人 11人 11人 4人 4人
3~5歳 手動ドア 自転車の補助イス 鉄道車両の戸袋 自転車 自動車のドア
54人 17人 14人 13人 10人
図7 年齢別のはさまれ事故の原因上位5位(平成30年中)

指等を切断する事故も発生しています。

図8 関連器物別5歳以下の子どもの指の切断状況(平成28年〜30年中)

図8 関連器物別5歳以下の子どもの指の切断状況(平成28年〜30年中)
こんな事故が起きています!
【事例】玄関ドアで・・・

母親が自宅のドアを閉めた際、蝶番に子どもの指が入っており切断した。(1歳 中等症)

【事例】クローゼットで・・・

子どもが自宅内のクローゼットに指をはさみ切断した。(5歳 軽症)

 この他にも、電車の戸袋や自動車のパワーウィンドウ、自転車のスポークなどにはさまれる事故が起きています。

はさまれ

はさまれによる事故を防ぐために
  • ○ ドアの開閉時は子どもがどこにいるか確認しましょう。
  • ○ ドアの蝶番側は、指はさみ防止グッズなどでカバーしましょう。
  • ○ エレベーターやエスカレーター付近では遊ばせないようにしましょう。

「やけど」

味噌汁や熱湯、お茶などの熱い液体でのやけどが多くなっています!

図5 やけどの事故が多かった要因(平成30年中)

図5 やけどの事故が多かった要因(平成30年中)
こんな事故が起きています!
【事例】炊飯器の蒸気で・・・

10か月の子どもが、自宅で炊飯器の炊き上がりの蒸気を触りやけどした。(程度:中等症)

図6 炊飯器の画像

【事例】アイロンで・・・

親が目を離した際に、1歳の子どもがアイロンに触れてしまいやけどした。(程度:軽症)

図7 炊飯器の画像

「やけど」を防ぐために
  • ○ やけどの恐れのあるものは、子どもの手の届くところに置かないようにしましょう。
  • ○ 子どもを抱いたまま、調理をしないようにしましょう。
  • ○ 熱い食べ物等は、冷ましてから子どもに食べさせましょう。

窓やベランダから「落ちる」

住宅の窓やベランダから落ちる事故が繰り返し起きています!

平成26年から平成30年までの5年間に、5歳以下の子ども91人が、住宅等の窓やベランダからの墜落により医療機関に救急搬送されています。高所からの墜落は、生命に危険を及ぼす可能性が高く、十分注意が必要です。

図6 年別救急搬送人員

図6 年別救急搬送人員
こんな事故が起きています!
【事例1】

自宅3階リビング内でソファの背に乗り、開いたままの窓から外を見ていたところ、誤って3階から地上部分に墜落した。(1歳 軽症)

【事例2】

自宅3階ベランダにてエアコン室外機にのぼって遊んでいたところ、誤ってベランダの手すりを乗り越えて墜落した。(5歳 中等症)

窓やベランダからの落ちる事故を防ぐために
  • ○ 窓際やベランダには、子どもがのぼれるようなものを置かないようにしましょう。

エアコンの室外機、植木鉢などを置く場所に注意しましょう。
ベランダへの出入口の窓などには、鍵を二重に設ける等の措置を講じましょう。

子どもは日々成長し、行動範囲が広がっていきます。昨日のぼれなかった場所に、今日はのぼっているかもしれません。

≪留守番中の事故を防止しよう≫

新型コロナウイルス感染症の影響から、学校の臨時休校により外出を控えて、子どもだけで留守番をする機会が増えていると思います。昼食時など、子どもが一人で簡単に調理できるカップ麺・インスタントスープ・味噌汁等を食べる時に、「やけど」をする危険があるので注意が必要です。また、過去に留守中の子どもが、電子レンジで食材を長時間加熱し、火災になるなど、誤った使い方により火災や事故が発生しています。事故の発生状況や事故事例については、「留守番中の事故を防止しよう」ページをご確認ください。



乳幼児の日常生活事故防止動画はこちらからご覧になれます。
(東京消防庁公式チャンネルYouTube映像)



※子どもの事故について更に詳しく知りたい方は下記のワードで検索!
東京消防庁 STOP子どもの事故
 

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