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東京消防庁

地域の防災力を高めよう〜知ろう!防災 行こう!訓練〜

地域の防災力を高めよう〜知ろう!防災 行こう!訓練〜

参加しよう もしものための 防災訓練

(令和2年度東京消防庁防災標語 作者:小竹 亮輔さん 台東区在学)

≪防災の日と防災週間≫

大正12年9月1日に発生した関東大震災、昭和34年9月に襲来した伊勢湾台風などをきっかけとして、昭和35年の閣議によって「防災の日」が定められました。
 また、全国的に行事を展開するため、8月30日から9月5日を「防災週間」とすることが、昭和57年の閣議によって定められています。
 災害の被害を軽減するためには、防災訓練等の取組みを継続的に行い、地域の防災行動力を維持向上させることが非常に重要です。防災の日と防災週間をきっかけとして、一つでも多く、防災に関する行動を実践してもらいたいと思います。

令和2年度防災週間用ポスター 令和2年度防災週間用ポスター

≪「新しい日常」に照らした防災訓練≫

1「新しい日常」に照らした防災訓練等の実施要領

現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、接触機会を低減する、いわゆる三つの密を避けるなどの「新しい日常」という考え方があらゆる場面で求められています。
 東京消防庁では、「新しい日常」に照らした防災訓練等の実施要領を作成し、この実施要領に基づいて防災訓練等を実施できる体制を取っています。防災訓練を実施したいけれど、今まで通りのやり方では心配という方は、管轄の消防署にご相談下さい。

※政府の緊急事態宣言や東京都の自粛要請等に伴い、急きょ防災訓練の実施、協力ができなくなる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

【実施要領の抜粋】

  • 1. 打合せはできるだけ電話やメールで実施    ⇒接触機会の低減
  • 2. 公式アプリやYouTube公式チャンネル等の活用を推進    ⇒オンライン学習の推進
  • 3. 屋外や広くて換気の良い屋内で訓練を実施    ⇒「密閉」の防止
  • 4. 参加者の事前申込や人数の上限設定を推奨    ⇒「密集」の防止
  • 5. 使用資器材の消毒やハンズフリーマイクの使用    ⇒「密接」の防止
  • 6. 資料の事前送付などで当日の内容を短縮    ⇒接触時間の短縮

これらの対策のほか、感染拡大の状況や皆さんのニーズに合わせて、対策を検討していきますので、お気軽にご相談ください。

2 様々な特徴を持つ防災訓練車両の紹介

実際に集まって訓練を行う際には、当庁が整備している防災訓練車両の活用をお勧めします。
 車両とも、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に配慮して、資器材の消毒や体験人数を制限するなどの対策を実施しています。
 各車両の活用については、管轄消防署にご相談ください。

VR防災体験車

ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル)に映し出される臨場感あふれる360度の立体映像とシートの振動、匂い、熱気などの演出により、地震、火災、風水害の疑似体験訓練ができます。

まちかど防災訓練車

軽トラックベースの車両に積載した200セの水を循環利用することで、狭い路地や公園で消火栓や防火水槽などの消防水利がなくとも、実践的な消火訓練ができる車両です。
 計4台整備しており、都内各地の訓練会場で活用されています。

起震車

東日本大震災や熊本地震など、近年発生した大規模地震のほか、長周期地震動の体験による身体防護訓練や出火防止訓練ができます。車いす用のリフターを備えており、車いすの方も体験できます。

東京消防庁では、過去の震災の教訓を踏まえて、
地震の時に取るべき行動「地震その時10のポイント」、地震の被害軽減に向けた備え「地震に対する10の備え」をそれぞれまとめています。

「地震に対する10の備え」については、熊本地震(H28)や北海道胆振東部地震(H30)等を踏まえて、本年6月に見直していま
   すので、改めてご確認ください。
  [見直した点]
   強い地震が連続して発生することや地震と風水害が同時期に発生することへの備え、感震ブレーカー(分電盤型)の設置など

3 各防災館にVR防災体験コーナーを設置

池袋、立川、本所の3か所にある都民防災教育センター(防災館)をリニューアルし、全館に「VR防災体験コーナー」を設置しました。VR防災体験車と併せてぜひご活用ください。
 各防災館では、感染拡大防止対策を徹底し、安心してコーナーを利用できるよう準備しています。防災に関する情報を知りたい、技術を身につけたいと思ったときには、ぜひ防災館をご利用ください。(各館の開館状況は、各館ホームページでご確認ください。)

VR防災体験コーナー

4 東京消防庁公式アプリの紹介

東京消防庁公式アプリは、マップ上でお近くの防災施設や防災訓練などのイベントを検索できる機能、応急救護や防災に関する知識が深まるビデオライブラリ機能、FacebookやTwitterで当庁が発信したお知らせを確認できる機能、大人にも人気のゲーム機能など、楽しみながら学べる様々なコンテンツが充実しています。アプリは、スマートフォンやタブレット端末から無料でダウンロードできます。

公式アプリQRコード
公式アプリ

5 YouTube東京消防庁公式チャンネルの紹介

東日本大震災に派遣された消防隊が撮影した動画や火災実験動画のほか、ロープ結索や包帯法を学べる「キュータとやってみよう」シリーズを新たに作成しています。パソコンやスマートフォンでどなたでもご覧になれますので、ご活用ください。

≪室内の地震対策の見直しをしませんか?≫

家で過ごす時間が増えている昨今、室内の地震対策を見直しませんか?
 近年発生が危惧されている「首都直下地震」や「南海トラフ巨大地震」などの大きな地震が発生すると、室内ではどのような危険が発生するか知っていますか?
 大きな地震が発生すると、室内の家具類が転倒・落下・移動する現象が発生し、それに伴い、大きく分けて『3つ』の危険が生じます。

1 「けが」の危険

大きな地震が発生すると、室内の家具や家電製品が倒れたり、収容物が散乱することで、倒れた家具の下敷きになったり、割れたガラスや破片を踏んだりして「けが」をする可能性があります。平成30年6月に発生した大阪府北部を震源とする地震(最大震度6弱)や同年9月に発生した平成30年北海道胆振東部地震(最大震度7)でも右の写真のような室内被害が発生しており、多くの死傷者も発生しています(写真1参照)。
 また、近年発生した大きな地震について東京消防庁が調査した結果、負傷者の約3割から5割の方が家具類の転倒・落下・移動により「けが」をしていることが分かっています(図1参照)。

写真1 北海道胆振東部地震における室内被害状況 写真1 北海道胆振東部地震における室内被害状況
図1 近年発生した大きな地震時の家具類の転倒・落下・移動によるけが人の割合 図1 近年発生した大きな地震時の家具類の転倒・落下・移動によるけが人の割合

2 「避難障害」の危険

避難路となる部屋の出入口付近に家具類を配置してしまうと、地震により転倒・落下・移動した家具類が出口や扉を塞ぎ、避難できなくなること(=「避難障害」)があります。大きな地震が発生した場合、室内に閉じ込められてしまうと、そのまま長時間救出されない可能性があり、その状況で家屋の倒壊や火災が発生すると、非常に危険です。
 「避難障害」を起こさないためには、出入口付近や避難経路に家具類を置かないこと、家具を置く向きやレイアウトを工夫することが非常に大切です(図2参照)。

図2 家具の配置 図2 家具の配置

3 「火災」の危険

阪神・淡路大震災や東日本大震災では、地震の揺れにより家具や家電製品が転倒・落下し、ガステーブルや暖房器具等のスイッチが押されたことなどによって「火災」が発生しています。
 東京都が公表した首都直下地震の被害想定では、都内で最大約800件もの「火災」が発生すると想定されています。平成27年4月の『第21期火災予防審議会(地震対策部会)報告書』によると「地震火災による人的被害の軽減方策」として、家具類の転倒・落下・移動防止対策(以下「家具転対策」という。)が地震時の出火防止としても有効であり、「火災」による死者数の減少に大きく寄与することが示されています。

図2 家具の配置

4 3つの危険を防ぐための対策

地震時の3つの危険から身を守るために、家具転対策が有効です。
 一言で、家具転対策と言っても様々な対策があり、家具や家電製品のレイアウトを変更するだけでも、家具転対策になります。最も効果的な対策は、家具類にL型金具を取り付けることですが、壁に穴が開けられない、開けるのに抵抗があるという場合は、ポール式とストッパー式の器具を組み合わせるとL型金具と同等の効果が得られます。
 なお、食器棚等のガラス扉付きの家具は、転倒防止対策だけでなく、ガラス飛散防止フィルムを貼るとさらに効果的です(図3参照)。

図3 家具類の転倒・落下防止対策例 図3 家具類の転倒・落下防止対策例

家具転対策の必要性や実施方法をまとめた『家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック』を東京消防庁のホームページに掲載しています。ぜひご活用ください。


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