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東京消防庁

火災から尊い生命を守ろう

火災から尊い生命を守ろう タイトル

≪令和3年春の火災予防運動≫

もう一度 確認 安心 火の用心 イメージ

1 火災予防運動の目的

都民の皆様に防火防災に関する意識や防災行動力を高めていただくことにより、火災の発生を防ぎ、万が一発生した場合にも被害を最小限にとどめ、火災から尊い命と貴重な財産を守ることを目的としています。

2 実施期間

令和3年日(月)から日(日)まで

令和3年春の火災予防運動ポスター イメージ
令和3年春の火災予防運動ポスター

≪令和2年中の火災発生状況(東京消防庁管内)≫

1 火災件数

令和2年中に東京消防庁管内で発生した火災は3,688件(前年比401件減少)でした。火災種別ごとにみると、建物火災は2,667件(同237件減少)、車両火災は216件(同10件増加)、船舶火災は0件(同1件減少)、林野火災は1件(同4件減少)、航空機火災は0件(増減なし)、その他の火災は803件(同166件減少)、治外法権での火災は1件(同2件減少)、管外からの延焼火災は0件(同1件減少)でした。

火災による死者は88人(うち、自損10人)で、前年と比べ20人減少しています。

2 住宅火災の発生状況及び出火原因

令和2年中、火災件数は減少していますが、住宅火災は1,550件で、前年に比べ7件増加しています。住宅火災の割合は、建物から出火した火災件数2,667件のうち58.1%を占めています(図1)。

住宅火災の内訳は、住宅561件(21.0%)、共同住宅989件(37.1%)です(図2)。

また、令和2年中、住宅火災の出火原因で多いのが、「こんろ」411件(26.5%)(うち、ガスコンロ384件)、「たばこ」201件(13.0%)、「放火」144件(9.3%)でした(図3)。特に、こんろ火災は、前年と比べ67件増加しています。

※令和2年中の数値は速報値

※総火災件数には治外法権を含む

※建物から出火した火災とは、火元の用途が建物の火災

図1 最近10年間の住宅火災件数等の推移 グラフ
図1 最近10年間の住宅火災件数等の推移
図2 令和2年中 建物から出火した火災の内訳 グラフ
図2 令和2年中 建物から出火した火災の内訳
図3 令和2年中 住宅火災の出火原因 グラフ
図3 令和2年中 住宅火災の出火原因

3 住宅火災による死者の発生状況及び出火原因

令和2年中の住宅火災による死者は73人(自損を除く。)で、前年に比べ10人減少しています。そのうち、65歳以上の高齢者(以下「高齢者」という。)は、54人と全体の74.0%を占めています(図4)。

令和2年中、住宅火災による死者を出火原因別でみると、「たばこ」が多く13人(17.8%)、次いで「ストーブ」9人(12.3%)となっています(図5)。「たばこ」では、寝たばこ等で「火源が落下する」火災で死者が多く発生しています。

図4 過去5年間の年代別死者数 グラフ
図4 過去5年間の年代別死者数
図5 令和2年中の住宅火災による出火原因別死者数 グラフ
図5 令和2年中の住宅火災による出火原因別死者数

4 緊急事態宣言前後における火災件数の推移

住宅火災が増加した要因として、前回の緊急事態宣言が発出されていた令和2年4・5月の住宅火災の発生状況を分析すると、たばこ火災が減少した一方、ガスこんろ火災が増加しています(図6・図7)。

これは、外出自粛、テレワークの増加などにより在宅時間が長くなり、自宅のガスこんろの使用機会が増えたことによるものと推定されます。

また、令和2年の年末にかけて増加しているほか、新たな緊急事態宣言の発出に伴う飲食店の営業時間短縮や休業などにより、自宅における調理機会が増え、今後さらなる増加が予想されます。

ガスこんろの取扱いに、より一層の注意が必要です。

図6 住宅から出火したたばこ火災の推移 グラフ
図6 住宅から出火したたばこ火災の推移
図7 住宅から出火したガスこんろ火災の推移 グラフ
図7 住宅から出火したガスこんろ火災の推移
【実際に発生した事例】
事例1
テレワーク中にガスこんろを使用し、火を消し忘れたため火災となった。
事例2
飲み会をオンラインで実施していたところ、調理中であることを忘れて火災となった。

≪住宅用火災警報器の設置と維持管理≫

1 火災予防条例に適合した設置

東京消防庁管内では、平成16年10月1日から新築の住宅に住宅用火災警報器(以下「住警器」という。)の設置が義務付けられ、既存の住宅には、平成22年4月1日から設置が義務付けられています。

住警器を設置することで、火災を早期に発見し、速やかな通報や消火、避難が可能となり、被害を防止・軽減することができます。

住警器は、全ての居室、台所及び階段に必ず設置しましょう。

2 適正な維持管理・点検・お手入れについて

住警器は定期的に作動確認しましょう。

作動確認は、本体の点検ボタンを押すか、ひも付きのものは、ひもを引くことで行うことができます。

音が鳴らない場合は、電池切れか機器の故障が考えられます。詳しくは製品の取扱説明書をご覧ください。

住警器にホコリ等の汚れがつくと、火災を感知しなくなるおそれがあります。

汚れは乾いた布でふき取りましょう。台所に設置してある住警器で油汚れがひどいものは、せっけん水に浸した布を十分絞ってからふき取りましょう。

3 交換時期について

住警器の耐用年数は概ね10年といわれており、全ての住宅に設置が義務化された平成22年4月から10年が経過していることから、いざという時に鳴らない住警器が多く存在していることが予想されます。

設置から10年を過ぎているものは、電子部品の劣化等による故障や電池切れにより、火災を感知できなくなる可能性が高まるため、ご自宅の住警器の設置年月を確認して、機器本体の交換をしましょう。

4 連動型の住警器について

連動型の住警器は、設置された全ての部屋で一斉に鳴動するため、火災の早期発見に有効です。

また、インターホン等と連動して屋外に火災の発生を知らせる屋外警報装置付き住警器を設置すると、より安心です。

〜住警器の設置と維持管理のポイント〜
  • 全ての居室、台所及び階段に必ず設置しましょう。
  • 定期的に作動状態の確認や機器本体の清掃をしましょう。
  • 設置から10年を経過したものは本体の交換をしましょう。
  • 連動型の住警器や屋外警報装置付きの住警器を設置すると、より安心です。

≪住宅火災の主な出火原因と防ぐポイント≫

STOP!たばこ火災

死者が発生した住宅火災の原因で、最も多い「たばこ」による火災の発生状況をみると、「火源が落下する」が7割以上を占めており、注意をしていれば発生を防止できたと思われます。布団等に落ちたたばこは、しばらく無炎燃焼(炎を出さずに燃え広がること)を続け、気付いた時には室内に一酸化炭素等の有毒ガスが充満しており、避難行動がとれずに命を落とす危険があります。たばこ火災から命を守るために次のことを心掛けましょう。

〜たばこ火災を防ぐポイント〜
  • 寝たばこは絶対にやめましょう。
  • 飲酒→喫煙→うたた寝に注意しましょう。
  • 吸殻は水で完全に消火しましょう。
  • 吸殻はためずに定期的に捨てましょう。
  • 万が一に備え、布団カバーやシーツ、枕カバーは防炎製品を使いましょう。
たばこ火災を防ぐポイント イラスト

STOP!ストーブ火災

ストーブ」による住宅火災も毎年多く発生しており、死者も発生しています。(ストーブには、電気ストーブや石油ストーブのほか、ハロゲンヒーターやガスファンヒーター等を含みます。)ストーブによる住宅火災の死者の内訳をみると、「電気ストーブ」が8割以上を占めています。

発生状況は、「可燃物がストーブに接触する」が最も多く、布団や座布団、衣類に着火するケースが多くを占めています。ストーブ火災は寒い時期を中心に多く発生していることから次のことに注意し、ストーブ火災を防ぎましょう。

〜ストーブ火災を防ぐポイント〜
  • 就寝時や外出時は必ずストーブを消しましょう。
  • ストーブのまわりに可燃物を置かないようにしましょう。
  • ストーブの近くで洗濯物を乾かさないようにしましょう。
  • 給油は必ず電源やスイッチを消してから行いましょう。
  • ストーブを布団やカーテンの近くに置かないようにしましょう。
ストーブ火災を防ぐポイント イラスト

STOP!こんろ火災

住宅火災で最も多いのは「こんろ」による火災です。発生状況として、こんろ使用中に「放置する・忘れる」が多くみられます。

また、死傷者が発生した住宅火災では、調理中にこんろの火が、着ている服の袖口やすそに燃え移るなどの着衣着火による火災も多発しています。高齢の方は、着衣に火がついたとき、素早い消火をすることができずに被害が大きくなるケースが多くあり、注意が必要です。

〜こんろ火災を防ぐポイント〜
  • 調理中にこんろから離れないようにしましょう。
  • こんろの周りに燃えやすい物を置かないようにしましょう。
  • 安全機能付きのこんろを使用しましょう。
  • 換気扇やこんろ周りの壁、魚グリル等は定期的に掃除しましょう。
こんろ火災を防ぐポイント イラスト
〜着衣着火を防ぐポイント〜
  • こんろの上や奥にある調味料等を取るときは、火を消しましょう。
  • こんろの火が鍋等の底からはみ出さないように火力を調節しましょう。
  • 調理をするときは、ストールやマフラーは外しましょう。
  • 防炎製品のエプロンやアームカバーを使いましょう。
着衣着火を防ぐポイント イラスト

STOP!電気コード火災

電気火災とは、電気や電気製品にかかわる火災のことをいいます。

電気火災の中でもコード、プラグ、コンセント等に起因する火災(以下「電気コード火災」という。)は、火災に気付きにくいため大変危険です。

〜電気コード火災を防ぐポイント〜
  • コンセントにホコリがたまらないように、特に隠れているところに注意して定期的に掃除しましょう。
  • 差し込みプラグをコンセントから抜くときは、電気コードではなくプラグ本体を持って抜きましょう。
  • 電気コードの折れ曲がり、家具等の下敷きや挟まれに注意しましょう。
  • 電気コードは束ねて使用しないようにしましょう。
  • テーブルタップは、決められた容量内で使用しましょう。
電気コード火災を防ぐポイント イラスト

≪東日本大震災から10年、地域の防災力を高めよう≫

東日本大震災が発生してから10年が経とうとしています。未曾有の被害をもたらした大災害は多くの教訓をもたらしました。主な教訓としては、高齢者等の要配慮者の避難支援等が大切であること、日頃から地域活動やつながりの深い地域では、高い避難率で犠牲者が少なく、日ごろの訓練成果が活かされたことなどです。この機会に地域の防災対策を見直してみませんか?

参加しよう もしものための 防災訓練 イメージ

1 「新しい日常」に照らした防火防災訓練の実施要領

現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、接触機会を低減する、いわゆる3密を避けるなどの「新しい日常」という考え方があらゆる場面で求められています。

東京消防庁では、「新しい日常」に照らした防火防災訓練の実施要領を作成し、感染防止を図りながら防火防災訓練等を実施できる体制を取っています。防火防災訓練を実施したいけど、今まで通りのやり方では心配という方は、管轄の消防署にご相談下さい。

防火防災訓練 イラスト

※緊急事態宣言や東京都の自粛要請等に伴い、急きょ防火防災訓練の実施・協力ができなくなる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

【実施要領の抜粋】
1 打合せはできるだけ電話やメールで実施
⇒接触機会の低減
2 公式アプリやYouTube公式チャンネル等を活用
⇒接触時間の短縮・オンライン学習の推進
3 屋外や広くて換気の良い屋内で訓練を実施
⇒「密閉」の防止
4 参加者の事前申込や参加人数の上限を設定
⇒「密集」の防止
5 使用資器材の消毒方法や職員の説明の仕方を工夫
⇒「密接」の防止
6 資料の事前送付などで当日の内容を短縮
⇒接触時間の短縮

これらの対策のほか、感染拡大の状況や皆さんのニーズに合わせて、対策を検討していきますので、お気軽にご相談ください。

東京消防庁公式アプリ

東京消防庁公式アプリは、マップ上でお近くの防災施設や防火防災訓練などのイベントを検索できる機能、応急救護や防災に関する知識が深まるビデオライブラリ機能、FacebookやTwitterで当庁が発信したお知らせを確認できる機能、大人にも人気のゲーム機能など、楽しみながら学べる様々なコンテンツが充実しています。アプリは、スマートフォンやタブレット端末から無料でダウンロードできます。

東京消防庁公式アプリ イメージ

2 様々な特徴を持つ防災訓練用車両及び防火防災訓練用資器材の紹介

屋外等で訓練を行う際には、当庁が整備している防災訓練用車両の活用をお勧めします。

各車両とも、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に配慮して、資器材の消毒や体験人数を制限するなどの対策を実施しています。

各車両の活用については、管轄消防署にご相談ください。

VR防災体験車

ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル)に映し出される臨場感あふれる360度の立体映像とシートの振動、匂い、熱気などの演出により、地震、火災、風水害の疑似体験訓練ができます。

VR防災体験車 イラスト
まちかど防災訓練車

軽トラックベースの車両に積載した200セの水を循環利用することで、狭い路地や公園で消火栓や防火水槽などの消防水利がなくとも、実践的な消火訓練ができる車両です。

計4台整備しており、都内各地の訓練会場で活用されています。

まちかど防災訓練車 イラスト
起震車

東日本大震災や熊本地震など、近年発生した大規模地震のほか、長周期地震動の体験による身体防護訓練や出火防止訓練ができます。車いす用のリフターを備えており、車いすの方も体験できます。

起震車 イラスト

各車両の詳しい情報については、下記のリンク先から防災訓練用車両の紹介ページをご覧ください。

防災訓練用車両の紹介ページ イメージ

消防署には、様々な防火防災訓練用の資器材があります。その一部と活用方法をご紹介します。

また、自宅で防災について学べる「リモート防災訓練」の動画を活用して、訓練時間を短縮するなど、防火防災訓練を計画する際の参考としてください。

初期消火訓練用資器材

模擬消火器は、実際に水を出して消火器の取扱い訓練をすることができます。また、模擬消火体験装置は、実際の炎を使うことで臨場感が加わった初期消火訓練が可能な資器材です。

模擬消火器 イメージ
模擬消火器
模擬消火体験装置 イメージ
模擬消火体験装置
模擬消火体験装置を用いた訓練の様子 イメージ
模擬消火体験装置を用いた訓練の様子

スタンドパイプセット及びD級可搬式消防ポンプを活用した訓練では、消火栓や防火水槽を使用し、放水訓練を行うことができます。訓練で消火栓や防火水槽を使用する際は、管轄する消防署への事前の届出と、消防職員の立会いが必要です。

スタンドパイプセット イメージ
スタンドパイプセット
D級可搬消防ポンプ イメージ
D級可搬消防ポンプ
放水訓練の様子 イメージ
放水訓練の様子
動画で学ぼう!

YouTube東京消防庁公式チャンネルの「リモート防災訓練 キュータと学ぼう!消火器の使い方」の動画で消火器の使用方法を学ぶことができます。

リモート防災訓練 キュータと学ぼう!消火器の使い方
通報訓練用資器材

訓練用通報装置は、タブレット端末の画面に表示される災害の想定場面を見ながら、119番通報の訓練をすることができます。

訓練用通報装置 イメージ
訓練用通報装置
通報訓練の様子 イメージ
通報訓練の様子
動画で学ぼう!

YouTube東京消防庁公式チャンネルの「リモート防災訓練 キュータと学ぼう!119番通報のしかた」の動画で119番通報要領を学ぶことができます。

リモート防災訓練 キュータと学ぼう!119番通報のしかた
避難訓練用資器材

煙体験ハウスは、発煙器を用いてパイプハウス内に煙を充満させ、その中を歩行通過することで、煙の特性が分かり、火災時の避難要領を訓練することができます。

煙体験ハウス イメージ
煙体験ハウス
煙体験ハウスを用いた避難訓練の状況 イメージ
煙体験ハウスを用いた避難訓練の状況
動画で学ぼう!

YouTube東京消防庁公式チャンネルの「リモート防災訓練 キュータと学ぼう!119番通報のしかた」の動画で119番通報要領を学ぶことができます。

リモート防災訓練 キュータと学ぼう!避難のしかた

≪令和3年春の火災予防運動関連コンテンツ≫

初期消火を中心とした防災行動力の向上と、自衛消防訓練などの自主防火を推進するため、のんさんが消火器の使い方を実践しながら伝える動画を、「新しい日常」に対応したコンテンツとして制作しました。本動画はポスターと連動させるほか、東京消防庁のSNSやYouTube等で公開します。







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