出火防止 その2

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ガステーブル類を原因とする着衣着火火災の統計分析

ガステーブル類に起因する着衣着火火災について、その傾向を把握するために実際に発生した火災事例について、着火した衣服の素材や形状などの人的要因とガステーブル類周囲の環境的要因の両面から調査を行った分析結果

(平成14年消防科学研究所報39号)

ガステーブル類を原因とする着衣着火火災の統計分析(PDF:310KB)

着衣の燃焼性に関する研究(第2報)

混紡素材などのパジャマを着せた場合の着衣着火と、前回の調査で燃焼が激しかった綿100%のパジャマに7種類の素材の下着を重ね着した場合の燃焼性について、前回の実験と比較した結果、及び着衣着火火災の原因のひとつであるガステーブルについて、観察した結果報告

(平成14年消防科学研究所報39号)

着衣の燃焼性に関する研究(第2報)(PDF:477KB)

カートリッジ式石油ストーブへのアルコール系自動車新燃料誤給油に関する研究

アルコール系自動車新燃料と灯油の混合比対引火点の関係についての計測及びアルコール系自動車新燃料やガソリンをカートリッジ式石油ストーブに給油した場合の出火危険と燃焼性状に関して検証した結果報告

(平成15年消防科学研究所報40号)

カートリッジ式石油ストーブへのアルコール系自動車新燃料誤給油に関する研究(PDF:546KB)

寝たばこ火災による死者と発生ガスの関係に関する研究

寝たばこ火災に伴い、寝具類が燃焼した際に発生する気体の濃度及び燃焼時間による濃度変化について検証した結果報告

(平成15年消防科学研究所報40号)

寝たばこ火災による死者と発生ガスの関係に関する研究(PDF:540KB)

住宅用火災警報器に関する研究(第1報)

世論調査結果や火災統計、過去の文献、実験等から住警器を設置することで死傷者低減への効果や初期消火への有効性、さらには煙式住警器が作動してから避難限界となるまでの時間等について、検証した結果報告

(平成15年消防科学研究所報40号)

住宅用火災警報器に関する研究(第1報)(PDF:744KB)

微少熱量の蓄積による発火機構に関する調査研究(第1報)(等温微少熱量計を用いた測定手法について)

等温微少熱量計(等温マイクロカロリーメーター)を用いて、ナノワットレベルでの熱量計測を行うことは自然発火から火災への移行を解明する新しい計測手法となり得ることから、微少熱量を計測することの重要性と活性化エネルギーについての調査した研究報告

(平成16年消防科学研究所報41号)

微少熱量の蓄積による発火機構に関する調査研究(第1報)(等温微少熱量計を用いた測定手法について)(PDF:282KB)

セルフスタンドにおける顧客の静電気除電対策に関する研究

セルフスタンドでは、静電気が原因と思われる火災発生事例が報告されていることから、火災実験、乗用車の調査及び給油作業時における人体の静電位変化測定等を行い、静電気による火災の発生要因と対策について検証した研究報告

(平成16年消防科学研究所報41号)

セルフスタンドにおける顧客の静電気除電対策に関する研究(PDF:1.5MB)

微小熱量の蓄積による発火機構に関する調査研究(第2報)(等温微小熱量計を用いた測定手法について)

金属粉の粒径の差による発熱量の変化と、油脂における発熱量の計測及び、活性炭に吸着した物質の酸化発熱量を直接計測することで、火災への移行を解明する新しい計測手法を確立した事例についての報告

(平成17年消防科学研究所報42号)

微小熱量の蓄積による発火機構に関する調査研究(第2報)(等温微小熱量計を用いた測定手法について)(PDF:350KB)

噴き出し煙火の飛散火花による床面養生材の安全性に関する検証

市販されている養生材について、舞台等で使用される煙火の火花による影響の検証を行った。

(平成19年消防技術安全所報44号)

噴き出し煙火の飛散火花による床面養生材の安全性に関する検証(PDF:288KB)

自然発火機構に対する湿度の影響の検証(第1報)

今までの検証で、金属粉の自然発火は、粒径及び温度に依存しており、微少の発熱量の計測で酸化発熱の危険性が評価可能なことが明らかになった。この結果を元に、平成18年度は金属粉の酸化発熱が湿度から受ける影響を明らかにするため、雰囲気湿度を変化させながら、金属粉からの発熱量計測を行った結果、金属粉の酸化発熱は、湿度が高いほど大きくなる傾向にあることが判明した。

(平成19年消防技術安全所報44号)

自然発火機構に対する湿度の影響の検証(第1報)(PDF:344KB)

瞬間的に燃焼する火災に対する熱量等測定方法に関する検証

舞台演出の特殊効果として、可燃性気体等を瞬間的に大気に放出し、これを燃焼して発生させる、いわゆるファイアーボールが多く用いられている。これに対し、熱電対及び熱流束計を用いて、温度または受熱量が測定できるか否かを検証した。

(平成21年消防技術安全所報46号)

瞬間的に燃焼する火災に対する熱量等測定方法に関する検証(PDF:520KB)

エアゾール缶使用時に潜在する危険性の検証

一般的なエアゾール缶の使用時又は廃棄時において、潜在する危険性を把握するために、噴射量の測定と、噴射物の拡散・滞留性状の観察や引火検証を行った。

(平成21年消防技術安全所報46号)

エアゾール缶使用時に潜在する危険性の検証(PDF:525KB)

不飽和脂肪酸の酸化発熱に伴う出火危険性の解明(第1報)

油脂に係る自然発火火災は、不飽和脂肪酸の酸化発熱に起因することが多い。様々な油脂製品について自然発火の可能性を判断する目安を示すとともに、出火防止対策の資料提供を目的に、油脂の自然発火火災に関する因子として最大発熱速度及びヨウ素価を測定し、酸化発熱の性状及び特性を検証した。

(平成22年消防技術安全所報47号)

不飽和脂肪酸の酸化発熱に伴う出火危険性の解明(第1報)(PDF:748KB)

低延焼性たばこの有効性に関する検証

北米等で法制化されている、点火したまま放置すると自然に消火する「低延焼性たばこ」について、当庁管内で発生したたばこ火災着火物の上位を占める「布団等」・「ごみくず・紙くず」・「衣類」に対する燃焼性に関する検証を、日本国内で市販されているたばこと比較しながら行った。

(平成22年消防技術安全所報47号)

低延焼性たばこの有効性に関する検証(PDF:934KB)

不飽和脂肪酸の酸化発熱に伴う出火危険性の解明(第二報)

油脂に係る自然発火火災は、不飽和脂肪酸の酸化発熱に起因することが多い。様々な油脂に対して自然発火の危険性を明確にするため、平成21年度の検証結果を基に自然発火実験を行い、「油脂の種類」、「油脂量」、「温度」及び「湿度」等の因子による影響を確認することで、自然発火の危険性の総合的な評価を行った。

(平成23年消防技術安全所報48号)

不飽和脂肪酸の酸化発熱に伴う出火危険性の解明(第二報)(PDF:776KB)

焼損残さ物中の合成樹脂及び助燃剤の識別手法の検証

本検証では、助燃剤と合成樹脂を迅速に識別する手法の確立を目的とし、市場に流通している合成樹脂と助燃剤を同時に燃焼・焼損させ、焼損残さ物中に含まれる成分について分析した。その結果、合成樹脂に由来する熱分解生成物の特性を把握し、助燃剤との識別手法を確立した。

(平成24年消防技術安全所報49号)

焼損残さ物中の合成樹脂及び助燃剤の識別手法の検証(PDF:576KB)

「たばこ」火災に関する基礎的検証

種々の銘柄のたばこの熱的性状や可燃物への着火性に関するデータは、従前から測定が行われ、火災調査教本に掲載される等活用されている。しかし、現在のたばこは品質改良が進み、検証当時のデータとは異なる性状を示す可能性のものが見受けられる。また、すでに販売終了の銘柄もあることから、現在販売されているたばこについて、データの更新を目的とし、各測定を行った。

(平成24年消防技術安全所報49号)

「たばこ」火災に関する基礎的検証(PDF:749KB)

焼損した合成樹脂等の材質を特定する手法に関する検証

様々な合成樹脂を疑似的に焼損させた多数の試料を作成し、スペクトル解析を行うことにより、焼損した各種合成樹脂及び繊維等の解析手法を確立し、一定の材質についての特定が可能となった。

(平成25年消防技術安全所報50号)

焼損した合成樹脂等の材質を特定する手法に関する検証(PDF:616KB)

ストップ、ドロップアンドロールに関する検証

本検証は、着衣着火時の消火方法のひとつであるストップ、ドロップアンドロールの具体的かつ効果的な実施方法等の提言を目的として、当庁における近年の着衣着火の実態調査を行い、その分析結果を踏まえて、小児に対する指導を主眼とした消火実験等を実施した。

(平成25年消防技術安全所報50号)

ストップ、ドロップアンドロールに関する検証(PDF:1.4MB)

劣化した油脂等の酸化発熱に関する検証

劣化した油脂の発熱の危険性が懸念されており、詳細な検証が望まれている。そこで、油脂を熱や紫外線で劣化させ、測定器による劣化の評価や熱分析装置による発熱開始温度等の測定を行い、劣化した油脂の火災危険性について検証した。

(平成26年消防技術安全所報51号)

劣化した油脂等の酸化発熱に関する検証(PDF:491KB)

金属酸化物の識別に関する検証

電気火災の鑑定では、配線等に含まれる金属元素単体を識別することは可能だが、金属酸化物の識別は容易ではない。そこで、火災鑑定の精度をより向上させるため、保有する分析装置を用いた金属酸化物(亜酸化銅、酸化銅等)の最適な分析手法について検討を行った。

(平成26年消防技術安全所報51号)

金属酸化物の識別に関する検証(PDF:633KB)

焼損した建築材料の識別に関する関する検証

擬似的に焼損及び水損させた各種不燃材料の解析手法等を確立し、火災現場で使用されていた不燃材料を特定することを目的として各種分析装置を用いて分析した。

(平成27年消防技術安全所報52号)

焼損した建築材料の識別に関する関する検証(PDF:1.2MB)