山岳救助

2024年09月25日 更新

氷川地区周辺

 
発生日時 発生場所 内容
令和5年2月上旬 夕方 本仁田山 男性 滑落
令和4年10月下旬 夕方 本仁田山 男性 滑落
令和3年3月中旬 昼頃 海沢園地 男性 滑落

日原地区周辺

発生日時 発生場所 内容
令和5年8月中旬 昼頃 百尋の滝 男性 滑落
令和4年11月上旬 昼頃 日原林道 男性 滑落
令和4年5月中旬 昼頃 日原川     男性
令和3年2月下旬 昼頃 稲村岩 男性 滑落

奥多摩湖周辺

発生日時 発生場所 内容
令和6年5月上旬 昼頃 倉戸山 男性 滑落
令和3年8月下旬 昼頃 いこいの路 男性1名、女性2名 滑落
令和3年7月中旬 昼頃 水根沢 男性 滑落
令和3年7月上旬 夕方 水根沢 男性 滑落
令和3年5月上旬 夕方 鷹ノ巣山 男性 滑落

川井・棚澤地区周辺

発生日時 発生場所 内容
令和5年5月下旬 昼頃 川苔山 女性 滑落
令和3年9月下旬 昼頃 越沢バットレス 男性 墜落
令和3年8月中旬 夕方 峰入川谷 男性 転倒
令和3年6月上旬 夕方 名坂峠 男性 滑落

登山される方へ消防署からのお願い

東京消防庁の山岳救助隊は、多摩地区の山間部を受け持つ八王子、青梅、秋川及び奥多摩の各消防署において昭和61年から発足し活動しています。過去の山岳救助活動内容をもとに、安全な登山及び万が一事故に遭遇した場合の対策について、過去の教訓から考えてみました。

New!スマホに登山地図アプリを入れましょう!


 ・登山道には、不明瞭な道が数多く存在し、気づいたら登山道から外れ、道に迷ってしまって遭難するということがあります。
 ・登山地図アプリでは、現在地が表示されるだけでなく、迷いやすい場所などの最新の情報を入手することができます。
 ・登山地図アプリをダウンロードして、山岳遭難を防ぎましょう。

装備品やルートについて

  • ・日没が早まる時期に登山される場合には、暗くなって足元が見えなくなり、転倒してケガをする場合が多く発生します。
  • ・日没前に下山できるようなルートを選ぶことや、万が一に備えヘッドライトを持ちましょう。

体調のぐあいは?

  • ・前日は十分に睡眠をとる。(宿泊登山の場合は仲間との深酒に注意)
  • ・登山中、体調がすぐれない場合、これくらい大丈夫と安易に考えず中止する勇気をもつこと。
  • ・下山時は体力、注意力が低下するとともに膝への負担が大きくなり、足が滑ったときに体を支えきれず、転倒する場合があります。

コースの選び方

  • ・登山コースは、自分の体力や技術を考慮して選びましょう。ガイドブックのコースタイムはあくまでも目安であり、それ以上時間がかかる場合
  •  があります。途中の草花や景色を十分に楽しめるように余裕を持った計画を立てましょう。
  • ・できれば、もしもの時を考えて二人以上の登山を計画しましょう。

登る前に

  • ・気ばかり若くても、体力低下は隠せないもの、余裕をもったルート選びを。
  • ・出発前に現地の天気予報を見ておきましょう。
  • ・家族や知り合いの方に行く先、大まかなコースを知らせておきましょう。
  • ・駅、ビジターセンター、交番等へ登山届を提出しましょう。
  • ・本人とわかる物を身につけ、連絡先を書いておきましょう。
  • ・夜明かしの場合を考えて、余分な食料、雨具、ライト、ライター、笛の準備が必要です。

もし、道に迷ったら

  • ・まずは元のルートに戻る勇気を。明るいうちは一番近い尾根に登って現在地を確認することも選択肢に入れて。
  • ・暗くなったら無闇に動かないこと。体力を消費してしまいます。ビバークして明るくなるのを待ちましょう。

事故にあってしまったら

  • ・同行者が通報のため下山する場合は、滑落場所等にタオル、デイパック等で目印をつけておきましょう。
  • ・手足を骨折しただけでは命にかかわることは少ないですが、多量の出血の場合は、止血しないと命にかかわる危険な場合があります。
  •  救命講習などに参加して応急手当の方法を身につけましょう。
  • ・救助を待つ場合、ケガ人の体温低下に気をつけましょう。(33℃位に下がると低体温症となり危険です。)
  • ・ヘリコプターで救助する場合もあるので、できるだけ広い場所で合図(ミラーなど)をしましょう。

問合せ先

  • 奥多摩消防署
  • 警防係