★申し込みが異なります! | |
★主にどんな風に変わったの? | |
【心肺蘇生では…】 @胸骨圧迫と人工呼吸の比率が「30:2」になりました。 A胸骨圧迫を30回行い、次に人工呼吸を2回実施します。 B胸骨圧迫の位置は、胸の真ん中です。 【AED(電気ショックを行う機械)では…】 @AEDが到着したら、まず電源を入れます。 A年齢に関係なく、新生児から成人に対して行えます。 【止血法では…】 @直接に圧迫する止血法を学びます。 A感染防止に重点を置きます。 【異物の除去では…】 傷病者の反応がある場合とない場合に分け、実践的な方法を学びます。 |
1 生命が危険な出血とは・・・? | |
@ 私たちの体は、成人で体重の約7〜8%が血液だといわれています。 (例:体重が60キログラムの人は、約5リットルが血液です。) A 全血液量の1/3を失うと生命が危険な状態であると判断されます。 (例:体重が60キログラムの人は、約1.5リットル(ペットボトル約1本分)を失うと危険です。 |
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2 出血の種類とその対応方法 | |
@動脈性の出血(緊急度:高) 真っ赤な鮮血が、拍動に合わせるような状態で噴き出します。 (大きい血管では、瞬間的に出血死する場合があります。) ↓ すぐに止血を試みて下さい。 A静脈性の出血(緊急度:中) 赤黒い血が、持続的に湧くように出血します。 (短時間で大量出血になることは少ないです。) ↓ けが人を元気づけながら、傷口に包帯などの 布をしっかりと押し当てます。 B毛細血管性の出血(緊急度:小) 指先を切ったり、転んで擦りむいた時の出血で、赤色の血がにじみます。 ↓ 一般的に放置しておいても、ほとんどの場合自然に止まります。 |
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止血の方法には、@出血している部分をガーゼ等で直接押さえて止血する「直接圧迫止血法」や、A傷口から心臓に近い動脈を押さえて止血する「間接圧迫止血法」の二つがあります。 | |
1 直接圧迫止血法 | |
ガーゼや清潔な布などを止血している部分に直接あて、手や包帯で強く圧迫します。布などの大きさは、傷口を完全に覆う大きさが必要です。 但し、感染予防のためゴム手袋などを必ず着用し、血液が付着しないように心掛けてください。 |
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2 間接圧迫止血法 | |
手や足などの動脈性出血がある場合に、その出血部分から、心臓に近い動脈を親指などで骨に向かって押さえ付け、血の流れを一時的に止める方法です。 間接圧迫止血のできる場所を「止血点」といい、数箇所あります。 @ 上腕(肩と肘との間)の止血法 脇の中央部分に親指を当て、他の指を肩にかけて、肩関節に向けて圧迫します。 A 前腕(肘から手首との間)の止血法 上腕中央部の内側(力こぶの下)を親指で押さえて圧迫します。 B 足の止血法 けが人を仰向けにし、モモの付け根の所に拳を当て、肘を伸ばし、体重をかけて、骨に向かって圧迫します。 |