11月14日、目黒区民センターホールにおいて、平成29年防火のつどいを開催しました。第1部は火災予防業務協力者に対する表彰式を、第2部は「火災予防コンサート」を行いました。
今回は、地元でご活躍されている目黒吹奏楽団(旧:ヤマハ目黒吹奏楽団)のみなさんをお招きし、「オーメンズオブラブ」「山口百恵メドレー」など、バラエティに富んだ楽曲で楽しませていただきました。
11月8日、「ホテル雅叙園東京」において、元読売巨人軍監督の原辰徳さんを一日消防署長に任命し、消防演習を行いました。
原さんは野球というスポーツを通じて、選手としても、指導者としても強い信念を持って取り組んでこられた方です。今回、その強い信念を火災予防の普及啓発に重ね合わせ、地域の多くの方々に周知していくこととしました。
原さんによる消防演習後の講評では、「消防隊・救助隊の頼もしい姿を見せていただきました。私も火災の予防に全力で努めていきます。」と、嬉しい感想がありました。
9月5日、イオンスタイル碑文谷第1駐車場において自衛消防活動審査会を実施しました。
自衛消防活動審査会では、地震発生から、火災発生時の初期対応及び119番通報、非常放送による避難誘導、屋内消火栓による消火活動という一連の流れを審査する3人操法、
2人で自力歩行困難な逃げ遅れ者の救出、消火、通報、避難誘導について審査する2人操法の2種類の審査を実施しました。
審査会には目黒区内の23事業所から33隊が出場し、日頃の訓練成果を存分に発揮しました。
【表彰隊】
3人操法 男子隊A 最優秀隊 | ホテルサーブ渋谷 |
3人操法 男子隊B 最優秀隊 | 目黒区役所 |
3人操法 女子隊 最優秀隊 | (株)目黒雅叙園 |
2人操法 最優秀隊 | せらび恵比寿 |
アルコタワー | スタンレー電気(株) |
イオンリテールストア(株)イオンスタイル碑文谷 | せらび恵比寿 |
ウェスティンホテル東京 | 東京地下鉄(株)日比谷線乗務管区中目黒運転事務室 |
(株)東急ストア 東光ビル | 東京地下鉄(株)日比谷線乗務管区中目黒車掌事務室 |
(株)東急ストア フレル・ウィズ自由が丘 | 東京地下鉄(株)日比谷線電機区 |
(株)武揚堂 | 独立行政法人国立病院機構 東京医療センター |
(株)牧野フライス製作所 | 中目黒GT |
(株)目黒雅叙園 | ホテルサーブ渋谷 |
国立大学法人 東京大学生産技術研究所 | めぐろ区民キャンパス |
国立大学法人 東京工業大学 | 目黒区役所 |
社会福祉法人 愛隣会 | 若築建設(株) |
宗教法人 祐天寺 |
今春行われた「第67回はたらく消防の写生会」の入賞作品について、8月16日から29日にかけて展示会を、8月27日に表彰式をそれぞれ開催しました。
今年は過去最大規模となる目黒区内20の小学校から2,540名の参加があり、そのうち181名が入賞しました。表彰式には来賓として目黒区長及び目黒区教育長もご臨席されました。
表彰式の後には、当庁の奇術部会による防火マジックショーが行われ、防災週間直前に親子で防火防災を楽しく学ぶ貴重な機会ともなりました。
平成29年7月28日、江東区の東京消防庁夢の島消防訓練場において全国消防救助技術大会参加に伴う庁内選考会が行われ、「はしご登はんの部」において目黒消防署の木下消防士長が出場しました。 当日は気温の高い中での選考会でしたが、日頃の成果を十分に発揮し見事1位での通過となり、8月23日に宮城県総合運動公園で開催される第46回全国消防救助技術大会に出場することが決定しました。
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平成29年8月23日、宮城県総合運動公園において第46回全国消防救助技術大会が行われました。
はしご登はんの部で出場した木下消防士長は、惜しくも自己ベストの更新はなりませんでしたが、15.0秒の好タイムで12位入賞(51人中)を果たしました。
【全国消防救助技術大会とは?】
市民の安全・安心を守る消防救助隊員が、救助技術の高度化に必要な基本的要素を練磨することを通じて、消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うとともに、
全国の隊員が一同に会し、競い、学ぶことを通じて、他の模範となる隊員を育成し、全国市民の消防に寄せる期待に力強く応えることを目的とした大会です。
大会には「陸上の部」と「水上の部」があり、それぞれ8つの救助訓練種目が設けられ、全国各地の予選を勝ち抜いた精鋭約1,000名の隊員が、日頃鍛え抜いた救助技術を披露します。
危険物安全週間にあたる6月6日、管内最大級の危険物施設である東急バス目黒営業所において、消防署隊と自衛消防隊等約70人が参加し消防演習を実施しました。
路線バス約90台の発着拠点である本施設内には自家用給油取扱所があり、この演習は「荷卸し中のタンクローリーから危険物が流出し引火、延焼拡大した」との想定で行われました。
実災害に即した演習を、危険物施設を有する事業者の方々にもご見学いただき、参加者からは、「危険物を扱っている施設からの災害発生要因は様々で、被害も大きくなりやすい。
ソフトとハードの両面から万全を期したい。」と、気持ちを引き締めていました。
6月2日、アルゼンチン共和国の女性消防官マリア・ナタリアさんが来署し、テレビ東京「世界!ニッポン行きたい人応援団」の取材が行われました。
母国では日本のレスキュー隊を手本として日々勉強しており、日本の規律ある高度な救助技術を見学するとともに、同じ女性消防官として活躍している当庁の職員との交流を目的として来日しました。
体験を終えたマリアさんからは、「異国の文化をお互いに理解し、同じ志を持つ消防官として見識を広められたことは大変有意義でした。」との感想がありました。
取材を終える頃にはマリアさんと署員との距離もすっかり縮まり、別れを惜しむ声が上がっていました。
平成29年5月14日、目黒川の隣接広場において平成29年度目黒区総合水防訓練が消防・警察・都下水道局及び区民約600名の参加のもと開催されました。
また、今回の訓練では、急傾斜地崩壊危険箇所での土砂災害を想定した地域住民による避難誘導訓練も実施しました。
3年前には区内でも40件の床上浸水を記録する被害が発生しており、水防訓練に参加した町会の方々からは、「身の回りの重しを上手く活用し、被害の軽減に努めたい。」と気を引き締めていました。
平成29年4月29日、目黒区にある祐天寺において一般社団法人江戸消防記念会主催の消防殉職者慰霊祭と併せて、 地域の方々を対象とした防火防災フェアを開催しました。
防火防災フェアの幕開けに先立ち江戸消防記念会による木遣りやはしご乗りが披露された後、外国人を含む地域の方々を対象とした初期消火・起震車体験が行われました。
はしご車の体験乗車コーナーでは、多くの親子が興味を持っていただき高所から見下ろす風景に歓声が沸いていました。
約500名が来場した今回のイベントは、江戸消防の伝統文化に触れながら、災害に対する備えを学べる貴重な機会となりました。
平成29年4月23日、目黒消防団では、震災時に即戦力として活動できる団員を育成するため、 東京消防庁第三消防方面本部訓練場において、 目黒消防団、玉川消防団、荏原消防団の総員196名が参加した総合訓練を実施しました。
目黒管内は交通量の多い複数の幹線道路を有しており、震災時に交通事故が多発すると予想されることから、目黒消防団が保有している資機材を活用した交通事故対応訓練や、
熾烈な火炎や熱気を再現できる模擬消火訓練システムを活用した、消火訓練及び消防隊員への援護注水要領等の放水訓練など、 消防署隊との連携活動を視野に入れた訓練を実施しました。
訓練の終盤には、首都直下型地震により大火発生との想定で、目黒消防団3個分団に加え、「玉川消防団第1分団・第6分団及び荏原消防団第2分団」が可搬ポンプ積載車にて応援に駆け付け、
総勢50名の隣接消防団員が連携し、総距離900メートルの長距離送水訓練を実施し、来たる大震災に備え、大変有意義なものとなりました。
平成29年3月3日、バイスタンダーとして救護活動を行った4名に対し、消防総監感謝状を贈呈しました。
これは、2月11日(土)目黒消防署管内路上で倒れ心肺停止状態になった男性に対し、偶然居合わせた4名が協力し、通報・心肺蘇生法及びAEDなどの救命処置を行い、救急隊に引き継ぎ、
呼吸と脈が回復した事案です。
受賞した方からは、「過去に救命講習を受講していてよかった。全員で協力したからこそ、救急隊が到着するまで勇気を出して救護活動を行うことができました」と当時のことを語っていました。
迅速・的確な対応により、尊い命を救った素晴らしい行動でした。
平成29年3月2日、目黒区三田にある「ウェスティンホテル東京」で消防はしご車などによる消防演習を実施しました。
当ホテルは外国人宿泊客が全体の7割を占めており、自衛消防隊となる従業員や消防隊員は英語をところどころに取り入れながら、丁寧な案内や訓練指導を心掛けて行いました。
消防部隊の活動を間近で見ていた外国人からは、「レスキュー隊員の無駄のない動きに感心した。東京ではどこでも同じなのか。」と驚きを隠せない様子でした。
平成29年3月1日、東急東横線中目黒駅に直結する高架下の商業 施設28店舗が昨年11月に開店したことを受け、全店一斉の消防訓練を初めて実施しました。
中目黒駅周辺は、年間を通してイベントが盛んに行われ、多くの集客でにぎわう商業施設とあって、店員や駅員ら約80人が火災発生時の消火方法や避難誘導方法などを確認しました。
訓練に参加した関係者は、「様々なお店が集結しているが、消防の訓練を通じて、このまちを訪れるすべての方々が安心して利用できるようにしたい。」と気持ちを引き締めていました。
平成29年2月26日、目黒区の自由が丘駅前で春の火災予防運動のイベントとして、大相撲の鳴戸親方(元大関琴欧州関)を一日消防署長に迎え、 大規模な消防演習とAEDを使用した応急救護訓練などを行いました。
消防演習では火災発生により高層階に逃げ遅れた人が複数いるという想定で行い、はしご隊が高層階の窓から救助する場面や救助隊が斜めに張ったロープで救助する場面では観客から歓声があがりました。
終盤では、消防隊と消防団による一斉放水を鳴戸親方の号令で行い、演習を締めくくりました。 観客から「鳴戸親方の力強い頼もしい姿は消防署と重なるものがある。」との声も聞かれ、火災予防に関して良いアピールとなりました。
2月18日、目黒区と目黒消防署が連携協力し、目黒区防災センターにおいて、「外国人と語学ボランティアの防災セミナー」を開催しました。
目黒区では、エジプト・アラブ共和国やポーランドなど17の大使館があり、約8000人の外国人が居住していることから、防災対策等に関する情報を多言語で提供できる防災語学ボランティア制度を強く推進しています。
外国人の方々は日本での防災に関する知識、技術を学び、ボランティアの方々は通訳をしながら訓練に参加し、職員は外国人の方の指導のポイントを三者三様に学べるという有意義な機会だという意見が多く聞かれたことから、
今後も継続して開催する予定です。2020東京オリンピックに向けての良い機会となりました。
平成29年1月30日、目黒区中目黒にある国の登録有形文化財、祐天寺において消防演習を行いました。
祐天寺は今年で開所300年の節目を迎え、子供から外国人まで多くの方々にその存在を認識していただくとともに、消防と地域との絆を表す貴重な機会となりました。
平成29年1月25日、1月26日の文化財防火デーを前に、目黒区指定文化財の由緒ある「立源寺(りゅうげんじ)」の境内において文化財防火デーに伴う消防演習を実施しました。
澄みわたる青空のもと、歴史を感じさせる地域の財産に近隣の園児約80名が見学に訪れるなど、火災予防を呼びかける貴重な機会にもなりました。 消防署隊と消防団との一斉放水により境内全体に虹がかかると、普段の静寂さと打って変わり、寒風に負けない園児たちの大きな歓声が響きわたりました。
平成29年1月8日、目黒区民センターホールにおいて、目黒消防団始式を挙行しました。区長をはじめ都議会議員などのご来賓に加え、区内全域から町会・自治会など多くの皆様にご出席いただきました。
団員の活動実績や地域の貢献が高く評価され、消防総監賞、目黒区長賞、目黒消防署長賞、目黒消防団長賞など、消防団員たちが様々な賞を受賞し、さらなる活躍を誓っていました。
目黒消防団は全団員一丸となって、目黒消防署とともに今年も地域の安全・安心を確保していきます。