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東京消防庁臨港消防署地域の安心安全対策震災対策地震その時10のポイント

地震その時10のポイント

地震が起きたらどうすればよいか

平成23年3月11日、東日本を襲った大地震。
この震災により、多くの人々の大切な命と貴重な財産が失われました。
東京消防庁では、震災直後から、都民に対して地震発生時の行動に関するアンケート調査を実施しました。
その結果、火の元を確認すると回答した方が多く、身の安全を図ると回答した方が少ないことがわかりました。

地震が起きたときは、何よりも自分の命を守ること、そしてけがをしないことが大切です。
緊急地震速報を受けたり、地震の揺れを感じたら、まず身の安全を最優先に行動しましょう。

地震がおきたら一番最初にするのは、火元確認じゃないよ、まず身の安全だよ!
【地震時の行動】
地震だ!まず身の安全
机の下で身を守るキュータ 揺れを感じたり、緊急地震速報を受けた時は、身の安全を最優先に行動する。
丈夫なテーブルの下や、物が「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」空間に身を寄せ、揺れがおさまるまで様子を見る。

※地震時にあわてて出口を確保したり外に飛び出すと、転倒してけがをします。また、揺れが激しい時にコンロの火を消そうとすると、転倒して鍋のお湯をかぶるなどのけがをするおそれがあります。けがをすると、地震直後の火の元確認や初期消火などの行動ができなくなります。

買い物かごで頭を守るイラストスーパーマーケット等で地震がおきたら、買い物かご等で身を守ろう。 かばんで頭を守るイラスト街中等で地震がおきたら、かばん等で身を守ろう。

※高層階(概ね10階以上)での注意点
高層階では、揺れが数分続くことがある。
大きくゆっくりとした揺れにより、家具類が転倒・落下する危険に加え、大きく移動する危険がある。

【地震直後の行動】
落ちついて 火の元確認 初期消火
揺れがおさまってから火元確認をするキュータ 火を使っている時は、揺れがおさまってから、あわてずに火の始末をする。
出火した時は、落ちついて消火する。

※現在の都市ガスやプロパンガスなどは、震度5程度で自動的にマイコンメーターがガスの供給を止めるよう設定されています。
火の元の確認や、出火した場合の初期消火は、揺れがおさまってからあわてずに行いましょう。
あわてた行動 けがのもと
急いで外に飛び出してけがをしそうになるキュータ 屋内で転倒・落下した家具類やガラスの破片などに注意する。
瓦、窓ガラス、看板などが落ちてくるので外に飛び出さない。
窓や戸を開け 出口を確保
窓や戸を開け出口を確保するキュータ 揺れがおさまった時に、避難できるよう出口を確保する。
門や塀には近寄らない
崩れたブロック塀によりケガをしそうになるキュータ 屋外で揺れを感じたら、ブロック塀などには近寄らない。

※震災時は、一気に崩れる危険があります。

【地震後の行動】
火災や津波 確かな避難
地図で集合場所を確認するキュータ 地域に大規模な火災の危険がせまり、身の危険を感じたら、一時集合場所や避難場所に避難する。
沿岸部では、大きな揺れを感じたり、津波警報が出されたら、高台などの安全な場所に素早く避難する。

※倒壊や火災により建物が危険な場合は、まず一時(いっとき)集合場所へ避難します。一時集合場所も危険な場合は、避難場所へ避難します。(2段階避難)
避難場所を地図で検索できます。(東京都防災ホームページ)
正しい情報 確かな行動
ラジオで正しい情報を収集するキュータ ラジオやテレビ、消防署、行政などから正しい情報を得る。
確かめ合おう わが家の安全 隣りの安否
171で安否を確認するキュータ わが家の安全を確認後、近隣の安否を確認する。
災害用伝言ダイヤル「171」についてはこちら
協力し合って救出・救護
人を呼んで救出するキュータ 倒壊家屋や転倒家具などの下敷きになった人を近隣で協力し、救出・救護する。
避難の前に安全確認 電気・ガス
ガスの元栓を締めるキュータ 避難が必要な時には、ブレーカーを切り、ガスの元栓を締めて避難する。

※震災時には停電からの復旧に伴い、スイッチが入ったままの電気器具等の損壊や電気配線の損傷などにより火災が発生する可能性があります。
これを防ぐため、地震時に自動的に主幹電路を遮断する感震機能付分電盤や、コンセントからの電気の供給を遮断する感震機能付コンセントの設置をおすすめします。

ダウンロードして印刷し、身近に貼っておこう!
ダウンロードはこちら(東京消防庁ホームページ)

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