高層建築物の共同住宅では、火災予防のため、居住している階数に関係なく、防炎物品(防炎性能のあるカーテンやじゅうたんなど)の使用が消防法で義務づけられています。
※高層建築物とは、高さ31mを超えるもので、おおむね11階建て以上の建築物が該当します。
火災の約6割は住宅で発生しています。
住宅火災死者の約6割は高齢者で、多くの方が逃げ遅れや着衣着火が原因で亡くなっています。
防炎加工がされていない布類は、一度着火すると、またたく間に燃え広がります。
火災による死者を減らすために、防炎物品を使いましょう!
防炎物品は、繊維の燃えやすい性質を、燃えにくく改良して作られた布製品です。
綿や麻等の製品に比べて、万一、火源に接しても燃え広がりにくく、火災の発生を未然に防いだり、火災の拡大を防止する効果があります。
財団法人日本防炎協会が一定以上の防炎性能を有していると認定した製品には、ラベルが貼付されています。
洗濯をしても防炎性能が落ちないことや、毒性のない素肌にやさしい製品であることなど、高い基準を満たしたものだけに与えられるラベルです。
※カーテンやじゅうたんは端のほうにラベルがついています。
カーテン、じゅうたん、下げ丈がおおむね1m以上の布製ののれん、人工芝などが該当します。
詳しくは、「よくある質問」をご覧ください。
詳細や防炎品取扱店舗につきましては、公益財団法人日本防炎協会のホームページをご覧ください。
防炎製品(防炎性能のある寝具、エプロンなど)は、消防法による使用は義務づけられていませんが、使用を推奨しています。 防炎製品には防炎製品ラベルが付いています。
詳細につきましては、公益財団法人日本防炎協会のホームページをご覧ください。
事業所の方は、こちらもお読みください。 「防炎について」(東京消防庁ホームページ) |