消防救助機動部隊

消防救助機動部隊 消防救助機動部隊

(1)沿 革

消防救助機動部隊(通称:ハイパーレスキュー)は、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、震災時や大規模な特異災害に対応するため、平成8年に運用を開始した。

震災等による建物の倒壊や土砂崩れなどの大規模災害に対応するほか、消火・救助・救急活動が同時に行える部隊である。また、卓越した技術、能力を有する隊員で構成され、特殊車両、大型重機のほか、放射性物質、生物剤、毒劇物、爆発物などの特殊災害にも対応可能な装備を有し、通常の消防力では対応が困難な災害現場で、人命救助活動を行うスペシャリスト部隊である。現在は、第2、第3、第6、第8、第9方面に配置している。

消防救助機動部隊
消防救助機動部隊

(2)車両・機体

特殊救急車
特殊救急車
救助車(Ⅲ型)
救助車(Ⅲ型)
大型ブロアー車
大型ブロアー車
トラクターショベル
トラクターショベル
双腕重機
双腕重機
大型化学車
大型化学車
救出救助車
救出救助車
特殊災害対策車
特殊災害対策車
屈折放水塔車
屈折放水塔車
工作車(ラフテレーンクレーン)
工作車
(ラフテレーンクレーン)

(3)災害対応

災害対応1

北海道胆振地震土砂災害現場にて重機による検索活動

災害対応2

毒劇物防護衣を着装した除染活動

災害対応3

東日本大震災気仙沼市にて遠距離大量送水装備による吸水活動

(4) 主な資機材

電磁波人命探査装置
電磁波人命探査装置
地中音響探査機
地中音響探査機
レスキューエアクッション
レスキューエアクッション
遠隔型化学剤検知装置
遠隔型化学剤検知装置
放射性粉じん警報機
放射性粉じん警報機
金属火災消化器(大型)
金属火災消化器(大型)
土砂災害用遠隔監視装置
土砂災害用遠隔監視装置
画像探査装置
画像探査装置
地震警報器
地震警報器
泥ねい地搬送車
泥ねい地搬送車
無人走行放水車
無人走行放水車
ドラグショベル(小)
ドラグショベル(小)