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東京消防庁府中消防署安全・安心情報>こんな事故にご用心

 こんな事故にご用心 イラスト:こんな事故にご用心
マフラーで窒息事故/ エレベーターの思わぬ事故/ エスカレーターの思わぬ事故


マフラーで窒息事故
〜バイク走行中に…ご用心!〜

衣類等の巻き込まれ事故に気をつけよう!
お子さんの首に巻いていたマフラーパーカーについた長いひもカバンのひも等にもご注意を!
 平成19年1月、バイクで走行中に転倒した際、首に巻いていた防寒用のマフラーが後輪タイヤの車軸部分に巻き込まれ、運転していた男性が窒息する事故が発生しました。

 窒息した男性は意識を失うなど(呼吸停止後、10分放置すると生存率は50%になるといわれます)事態は一刻を争う状況でしたが、幸いにも発見が早く、駆けつけた人たちが協力し、近所の理容院から借りたハサミでマフラーを断ち切り、気道確保を行うなど、救急隊が到着する間の適切な応急処置のおかげで、男性は無事、搬送された病院で意識を回復しました。
イラスト:自転車に乗る親子
 マフラーの巻き込みによる窒息事故は、過去にも大阪でバイク走行中の女性が重体になった事故や、栃木の遊園地で、バギーカートに乗った女性が亡くなる事故が発生しています。

 防寒に、またファッション性も高いマフラーですが、バイクや自転車の運転、遊具等に乗る際には,巻き込まれないよう、充分気をつけましょう。 
 

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エレベーターの思わぬ事故
〜犬のリードで…ご用心!〜 
 平成18年9月、犬と一緒にエレベーターを利用した女性が指を切断する事故が東京消防庁管内で発生しました。
 ビルの10階に住む女性は犬を散歩させた後、帰宅するために、リードにつないだ犬と一緒にエレベーターに乗り込みました。エレベーターには別に男性が同乗していましたが、男性が途中の階で降りた際、犬が男性を追ってエレベーターを降りてしまいました。犬が降りたところでちょうどエレベーターのドアが閉まり、エレベーターはドアにリードを挟んだまま上昇をはじめ、とっさのことで持っていたリードを放すことができず、エレベーター内の女性は、リードを指にかけたまま、引っ張られる形となり、結果、手の指を切断してしまいました。 イラスト:エレベーターの事故に注意
 平成16年8月にも犬と一緒にエレベーターを利用した際、リードで指を切断する事故が発生しています。
 ペットは急に動き出すことがあります。ペットと一緒にエレベーターを利用する際は、ペットの動きに注意するとともに、抱きかかえたり、つないだリードを短めにして持つなど、事故防止を図ってください。


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エスカレーターの思わぬ事故
〜ちょっと目を離した隙に大変な事故に〜
 平成18年8月の夕方、複合ビル地下1階の飲食店で、保護者が会計をしている間、3人の子どもがエスカレーター付近で遊んでいました。そのうち2人の子どもがエスカレーター乗り口側面のデッキボードの上に乗って遊んでいたところ、一人(4歳男の子)が手すりと一緒に、エスカレーター側面をそのまま上昇し、手すりと天井部分との間に身体が挟まれないように設けられた保護板にぶつかって墜落するという事故が発生しました。
 幸い男の子は軽症でしたが、平成17年に発生した類似の事故では、1歳の女の子が重症を負っています。
 子どもは思わぬ行動をおこします。保護者の方は「ちょっと」の間でも大変な事故につながることを認識し、子どもから目を離さないように注意してください。
 また、エスカレーターを管理される方々は、注意放送や注意書きのほか、エスカレーター乗り口側面のデッキボードの上に、子どもが登れないような措置をとるなど、安全強化に努めてください。
    イラスト:エスカレーター側面
イラスト:エレベーターの事故に注意1 イラスト:エレベーターの事故に注意2
イラスト:エレベーターの事故に注意3 イラスト:エレベーターの事故に注意4
事故発生のイメージ

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