平成12年3月8日(水曜日)午前9時01分ごろ、帝都高速度交通営団(現東京地下鉄株式会社)が運営する日比谷線中目黒駅付近において発生したものです。北千住発、菊名行き電車の最後尾の車両が、レール上に乗り上がり脱線を起こし、機材線用横取りポイントにはみ出したところ、中目黒発、竹の塚行き電車の5・6両目と側面衝突し、大破した事故です。
現場は、急勾配、急カーブの場所であり、レール上に車輪のつば(フランジ)が乗り上がって脱線したとみられますが、その原因は、車両の輪重のアンバランスなどの複合的な要因が同時に作用した「競合脱線」とされました。 この衝突した両列車には、合わせて約1,100名の乗客がおり、死者5名、負傷者63名が発生しました。