消防科学セーフティレポート第43号(平成18年)

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泡消火薬剤の濃度を変化させたCAFSの基礎実験

実験は、市販されているCAFS(Compressed Air Foam System)を使用し、東京消防庁が採用しているクラスA泡消火薬剤及びクラスB泡消火薬剤の濃度並びに放水器具の放水形状を変えて、基礎的な消火実験を実施した

泡消火薬剤の濃度を変化させたCAFSの基礎実験(PDF:385KB)

ガンタイプノズルによる泡消火薬剤の消火効果の確認実験について

ガンタイプノズルを使用しクラスA泡消火薬剤「フォスチェック」とクラスB泡消火薬剤「ジェットフォームXX」の消火効果を確認するための基礎実験を実施した

ガンタイプノズルによる泡消火薬剤の消火効果の確認実験について(PDF:213KB)

間接消火による基礎実験について

東京消防庁が採用しているフォグガンとガンタイプノズルの放水器具を使って、間接消火の基礎実験を行った。

間接消火による基礎実験について(PDF:433KB)

雪氷消火システムの調査検証(第1報)

氷を消火に用いるための消火効率を検証するため、放射条件を変えた消火実験を行った。

雪氷消火システムの調査検証(第1報)(PDF:963KB)

情報送受信装置の検証

各種災害活動時における隊員と指揮本部間での映像情報等の共有手段として、多目的に使用が可能な小型ディスプレイ(HMD)及びカメラを空気呼吸器に付加し、各種情報の送受信を行うための検証を実施した。

情報送受信装置の検証(PDF:799KB)

進入管理装置の検証

災害現場で建物内や危険区域内への消防隊員の入退出に係わる時間情報等を、ICタグを用いて進入管理者及び指揮本部で共有することによる安全管理面での有効性の検証を実施した。

進入管理装置の検証(PDF:934KB)

破壊器具等の性能検証(第2報)

第1報で使用した破壊器具等に、セーバーソー及び多用途の切断に使用できるブレードを取り付けたエンジンカッターを加えて、鉄筋(異形棒鋼)を切断、溶断しその切断時間と使い易さについて消防活動を目的とした破壊器具としての比較評価を行った。

破壊器具等の性能検証(第2報)(PDF:587KB)

消防職員の体力評価基準の作成、職種別体力評価

当庁職員の新体力測定の結果を検討し、当庁独自の評価基準を作成するため、平成17年度に実施された新体力測定の結果を集計、分析した

消防職員の体力評価基準の作成、職種別体力評価(PDF:300KB)

消防活動基礎体力測定の評価基準の作成

消防活動に適した体力を向上させるための、体力トレーニング種目を考案し、消防活動基礎体力測定種目を検討した。次に、消防活動基礎体力測定種目の評価基準作成のため、東京消防庁警防隊員289名を対象とし、測定種目を実施してもらい、その測定値の集計、分析を行った

消防活動基礎体力測定の評価基準の作成(PDF:470KB)

指令管制業務従事職員の勤務実態に関する調査検証

指令管制業務に従事する職員の勤務実態と、業務負担によるストレスの実態を明らかにし、その改善策の確立を目的とした検証を行った

指令管制業務従事職員の勤務実態に関する調査検証(PDF:461KB)

惨事ストレス対策の検証に関する調査検証

惨事ストレスの原因となる衝撃的な災害経験の有無と災害にともなって実施された惨事ストレス対策(デブリーフィング・デフュージング)の効果を検証することを目的とした質問紙調査及び面接調査を実施した

惨事ストレス対策の検証に関する調査検証(PDF:1.1MB)

救急隊員の当務中における睡眠に関する検証

救急隊員の当務中における睡眠取得状況が、非番日、週休日の生活に及ぼす影響と心身に与える疲労の実態について明らかにするため、当庁の全救急隊を対象として、隊員の当番日、非番日、週休日の3日間における睡眠取得状況及び睡眠欲求の調査を実施した

救急隊員の当務中における睡眠に関する検証(PDF:522KB)

消防活動時におけるマウスピースの有効性に関する研究

消防活動におけるマウスピースの有効性を検証し、消防活動に有効なマウスピースの活用方策を検討するため、マウスピースの装着によって消防活動基礎体力・消防活動専門性体力の発揮にどのような影響が見られるかの検証を行った

消防活動時におけるマウスピースの有効性に関する研究(PDF:359KB)

煙流動状況の把握と煙流動シミュレーションに関する調査検証(第3報)

シミュレーション上でより複雑な条件の火災を再現することの可否を確認することを目的として、燃焼パターンと開口部の開閉条件の変化を竪穴区画について、実大火災実験で得られた温度変化、煙流動変化等の結果を実地の結果と比較検討を行った。

煙流動状況の把握と煙流動シミュレーションに関する調査検証(第3報)(PDF:616KB)

大量物品販売店舗における消防対策検証実験の結果について(その1)

大量物品販売店舗の圧縮陳列部分の火災に、比較的設置容易な住宅用スプリンクラーの火災抑制効果を検証した。 圧縮陳列部分に組布団を用いた場合、収納袋のみが燃焼している点火後概ね2分までに散水できれば火災抑制効果が得られることが検証された。

大量物品販売店舗における消防対策検証実験の結果について(その1)(PDF:302KB)

大量物品販売店舗における消防対策検証実験の結果について(その2)

大量物品販売店舗での火災の早期発見に適する感知器を検証するために、火災実験で各種感知器の作動時間を測定した結果、炎感知器がもっとも早く火災を感知することを確認した。そこで実際の営業店舗に設置し誤報発生の頻度を調査した結果、その可能性は低いことがわかった。

大量物品販売店舗における消防対策検証実験の結果について(その2)(PDF:284KB)

大量物品販売店舗における消防対策検証実験の結果について(その3)

大量物品販売店舗で発生した火災で、従業員がどの程度の時間で火点まで駆け付けるのか、また、どの程度初期消火が可能かを実店舗で検証した

大量物品販売店舗における消防対策検証実験の結果について(その3)(PDF:249KB)

金属火災に関する検証

消防法に規定する危険物に該当しない金属粉末であっても、酸化は進行しており、発生する微少熱量を計測することにより、新たな危険性の評価を行うことが可能となることを検証した。

金属火災に関する検証(PDF:388KB)

10%エタノール含有ガソリンにおける消火性状の検証

自動車の燃料等としての使用が想定されているエタノール含有ガソリンが燃焼した際に現有の泡消火薬剤での消火が可能かを確認するため、アルコールの含有割合が泡消火薬剤によりどのような影響を与えるかモデル実験で確認した。

10%エタノール含有ガソリンにおける消火性状の検証(PDF:399KB)

住宅用火災警報器の調査のための定温式感度試験機について

平成16年10月から住宅用火災警報器の設置が義務付けられた。また、性能についても調査することができると条例で定められた。定温式住宅用火災警報器の感度を調査するための試験機を制作した

住宅用火災警報器の調査のための定温式感度試験機について(PDF:667KB)

簡易消火具等の性能検証(第2報)

簡易消火具及び家庭用散水ホースで家庭内での現実的な火災を想定した布団火災、普通火災、カーテン火災での消火実験を実施した

簡易消火具等の性能検証(第2報)(PDF:620KB)

排気ダクトを被覆する不燃材料の性能確認方法の構築とその応用

厨房用排気ダクトを被覆する不燃材料については、当庁の予防審査・検査基準(以下「審査・検査基準」という)による遮熱性及び耐久性を有する特定不燃材料とその仕様が具体的に示されているが、ここで要求される遮熱性能を確認する方法の構築を行った。

排気ダクトを被覆する不燃材料の性能確認方法の構築とその応用(PDF:684KB)

微小熱量の蓄積による発火機構に関する調査検証(第3報)

油脂や金属が酸化する際などに発生する微少な熱量を計測することにより、従来は判別することが不可能であった自然発火について、発熱量を直接測定することにより検証することが可能となった。

微小熱量の蓄積による発火機構に関する調査検証(第3報)(PDF:165KB)

軽油と重油の識別に関する検証

従来は軽油と重油の識別を行うことは不可能であったが、新たな分析機器の活用方法を確立し、軽油と重油を簡易に識別することを可能とした。

軽油と重油の識別に関する検証(PDF:248KB)